NYLON JAPAN 9月号についにアーティストあいみょんが初登場! 2016年11月にメジャーデビューを果たして以来、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍の場を広げている彼女。8月にニューシングル『マリーゴールド』のリリース、11月には全国10都市を回るツアーを控えたあいみょんのインタビューをお届け。
今回NYLON JAPAN初登場のあいみょんさん。ナイロン初シューティングはいかがでしたか?
すごく楽しかったです! お洋服は好きなのですが、仕事で着られる服って結構限られていてメンズっぽいスタイルが圧倒的に多いんですよね。でも実は、こういうNYLONらしいキラッとした服や、ボーイッシュな中にどこか女性らしさもあるような服に憧れがあるんです。
撮影中、印象に残っているシーンはありますか?
リュックがめちゃくちゃ小さかったことかな(笑)。小さいカバンって最近増えていますよね。今日使ったリュックみたいに、何も入らなそうなものをアクセサリーみたいに取り入れている人も増えていると思います。
NYLON JAPANでは常にエッジィなスタイルを紹介しています。ご自身が持っている服の中でいちばんエッジが効いているアイテムを教えてください。
トビ職の人の服を前に古着屋で見つけて購入しました。本当に職人さんが着ていたもので、「東京鳶(トビ)」って書いてあります。昔はコーディネイトにいろいろと合わせてよく着ていました。最近はあまり着ていませんが……(笑)。
古着がお好きだとか?
好きですね。1点物系を探しに行くのが楽しくて。古着屋では柄シャツを集めがち。夏になると買いに出かけたくなるんです(笑)。
他にコレクションしがちなアイテムはありますか?
スニーカーです。ヒールも好きなんですけど、音楽活動をやっているとどうしても移動が多いし、荷物も大きいので動き易さを重視して自然とスニーカーを選ぶようになりました。
音楽を始めたキッカケを改めて教えてください。
音楽は昔から大好きだったのですが、小さいころから将来の夢という風には考えていたわけではなくて。父親がPAという音響の仕事をしていて、音楽が身近な存在でした。父親がギターを弾いているのを見てカッコイイと思ったのも、キッカケの一つかもしれません。今改めて考えてみると、父からの影響はめちゃめちゃ大きいですね。
最初はどんなジャンルの音楽を聴いていましたか?
J-POPと呼ばれるものと言いますか、やっぱりそこから入ったというのはありますね。男性アーティストの音楽を聴くことが昔から多かったと思います。両親の影響で歌謡曲も聴いていました。父親の部屋から勝手にCD取って、聴いていましたね。
ちなみに、人生で初めて自分で買ったCDは?
ORANGE RANGEでした。
あいみょんの曲には男子目線で書かれている歌詞が多い気がするのですが、どう作詞していますか?
そうかも知れません。たまたま浮かんだフレーズが「~だぜ」みたいな口調であれば、自然と曲全体も男性目線に仕上がっていくんですよね。曲にもよりますが、大抵歌詞は起承転結がある曲が好きで、妄想で書くことが多いです。短編小説を書いているような感覚ですね。歌詞が実体験に基づいていることは少ないですが、妄想で書いたはずのものが後々になって現実と重なることもあります。
8月にリリースされる新曲『マリーゴールド』の歌詞を書いたときは?
ある時、「麦わら帽子の君が揺れたマリーゴールドに似てる」という詞が浮かんできて、そこから物語を展開させていきました。先程もあったように、どちらかと言うと男の子目線の歌詞ですね。逆にカップリング曲の『あなたのために』は2、3年前に書いたものなんですが、すごく女の子っぽい曲に仕上がっています。
6月に台湾で初海外公演を開催されましたね。向こうでのリアクションは?
とにかく歓声がすごかったですね。ステージに上がるときにちょっと笑ってしまったくらい。日本から来てくださっているファンの方もいらっしゃったのですが、大半は現地の方でとても嬉しかったです。
海外にもファンベースができているんですね! 台湾に行く前からそれは実感としてありましたか?
SNSでそういった反応が多くあったわけではなかったので、かなり想定外でした。『生きていたんだよな』という曲を最初に演奏したのですが、そのときの反応がものすごくて。「みんな知ってくれてんねや」と思って嬉しかったですね。この曲を主題歌に起用していただいたドラマが台湾でヒットしていたそうで、それをキッカケとして知ってくださった方が多いみたいです。
海外公演を終えて、何かを心境の変化はありましたか?
台湾のお客さんの反応をみて、「アジア圏でもやっていけるのかもしれないな」という自信は得たので、一旦それを持ち帰って、日本でしっかり基盤を築きたいと思うようになりました。もっと大きな箱でライブをやってステップアップすることが必要かなと。11月から始まるツアーは、今までで一番大きな規模となっています。
11月に控える全国ツアー『AIMYON TOUR 2018 –HONEY LADY BABY-』は、どんなツアーにしたいですか?
台湾に行って改めて感じたのが、純粋にお客さんはライブを楽しもうって思ってくれているということでした。それに応える為には、バンドメンバー含め私たちが楽しむことが必要だなと。あとは音源以上のものをライブで見せたいですね。みんな音源を聴いて、私のことを知ってくれているので、「ライブに来てよかった!」と思ってもらうのが第一かなと思っています。
今後チャレンジしていきたいことはありますか?
運動を始めたいです(笑)。最近運動不足なので。ボルダリングに興味があります。音楽面で言えば、止まらずに曲を作り続けたいというのがあります。今、年に何本かというペースでCDを出させていただいているのですが、これをキープしていきたいですね。新しいことチャレンジすることも大切だけど、それを続けることの方が実は難しいという場合もある。今を続けることにチャレンジ、という感じです。
|
|
あいみょん
@aimyon36
兵庫県西宮市出身。2016年にシングル『生きていたんだよな』でメジャーデビュー。8月8日に第5作目のシングル『マリーゴールド』をリリースし、11月には過去最大規模の全国ワンマンツアー『AIMYON TOUR 2018 –HONEY LADY BABY-』を開催予定。
|
INFO.
8月8日に第5作目のシングル
『マリーゴールド』をリリース。
11月には過去最大規模の全国ワンマンツアー
『AIMYON TOUR 2018 –HONEY LADY BABY–』を開催予定。
MODEL: AIMYON
PHOTOGRAPHY : KENTA SAWADA
STYLING : MASATAKA HATTORI
HAIR&MAKEUP: CHIE FUJIMOTO
EDIT: SAYURI SEKINE
INTERVIEW: MAKOTO KIKUCHI
DESIGN : SHOKO FUJIMOTO
WEB DESIGN: CHINATSU IKARASHI