HOME > DA PUMPのインタビュー&誌面未掲載カット公開3連発!
<お詫び> NYON.JP DA PUMPインタビュー記事未公開につきまして

いつもNYLON JAPANをご愛読いただきありがとうございます。現在NYLON.JPにて公開中の企画「DA PUMPインタビュー&誌面未掲載カット3連発」は、3連発と題しながらも1記事のみの公開になっております。残り2つの記事は、編集部の諸事情により、残念ながら掲載の見込みはございません。ファンの皆様には多大なるご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます。今後このようなことがないように精進して参りますので、今後ともNYLON JAPANをよろしくお願いいたします。

DA PUMPのオリジネイターとして、約23年間に渡って音楽シーンで活躍してきたISSA。7人編成となった5年前から、自分だけに注目が集まるのを拒み、自らの経験と牽引力を活かしながら、7人がひとつの共同体をとして確立するよう力を注いできた。

7人の一体感は大ヒットソング&ダンスの「U.S.A.」で実り、続く「桜」では日本の情緒を表現してグループの幅の広さを示し、念願の日本武道館公演まで成功させた。そして、最新シングル「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」では、人生すべての瞬間を楽しみまくるといった、DA PUMPが大切にしているメッセージをそのまま形にしたような1曲を披露。

全力で疾走してきたグループの支柱であり、日本屈指のヴォーカリストであるISSAに、今現在のDA PAMP のリアルを聞いてみた!

7人編成になって5年、グループとして日本武道館公演を実現しました。

あのような機会を与えてくれたのは、本当に感謝でしかないですね。でも、自分達だけでどうにかしたわけじゃない。日本武道館に立つ僕らの姿を観たいと思ってくれた、ファンやスタッフの皆さんが連れて行ってくれたと思っています。

ISSAさん個人としては、どういう感情が残りましたか?

自分の人生において、忘れられないメモリーとして刻まれました。正直、いつまで今の仕事を続けられるか分からないと思っているんです。年齢のこともあるし、大きな怪我をしてしまうかもしれない。そういう状況の中で、自分自身と対峙しながら、活動を続けていくことが大切だと思っていて。上手くいってもそこで満足してしまうのではなく、振り返って反省して、また次に向けて挑戦する。まさに「修行」を続けていくのが、今後の自分のテーマなんです。

自分自身の捉え方や考え方が、アスリートに近いですね。

精神面も肉体的にも最善を尽くして何かを成し遂げる、という意味では似ているかもしれませんね。歌って踊ること自体が、まさにそういうことですから。そういう中でDA PUMPは、どこにもない唯一無二のグループになれると思っています。

唯一無二になるためには“DA PUMPらしさ”をどう表現するのかが大切だと思います。ISSAさんは、どういう部分がグループの“らしさ”だと思っていますか?

「U.S.A.」をきっかけに、良い意味で、振り切り方や、振り幅の広さが変わったと思っています。それができたのは、何事も思いっきり楽しみながら、謙虚に遠慮せず男っぽくファニーにやるということ。ひと言でいうと“真面目にふざける”ってことになるんですかね。そういう要素って、どのグループを見てもない部分だとは思っています。

それを実現できている原動力って何ですか?

基本的には、自分達がやりたいと思ったことを表現していますし、自分達にしかできないことは、自分達じゃないと決められない。もちろんファンの方に求められるような状況は嬉しいですが、好かれたいからやってるわけじゃない。好きだからやっているんですよね。そういうことをもっと追求していきたいので、歌もダンスもスキルを向上していきたいですね。 

楽曲に関しては、ISSAさんの歌唱力や表現力の高さが魅力につながっています。ヴォーカリストとして心掛けていることはありますか?

やっぱり、誰もが度肝を抜くようなことをやるのが、プロフェッショナルの使命だと思っているんです。それを実現するための、自分との闘い方、自分の保ち方、自分にはこれしかないということは理解しているので、そこだけを極めていけばいいという意識は持っています。そこに対して迷いがないから、向上する気持ちしかない。それがきっと、歌にも反映されているのかなと。最近、すごくそういうことを考えるんですよ。
というのも、日本武道館公演が終わって「やっぱり自分には歌しかないな」と思ったんです。若い頃から色々な経験させてもらったことで、自分が進むべく道を早めに見つけられたと思うのですが、そういう意味ではゴールから始まっていて、あとは向上していくだけなんですよ。そして、その過程の瞬間、瞬間をとにかく楽しむ。なにより、そういう才能を与えてくれた両親や先祖に感謝ですし、それを信じて続けてきたから今ここにいられると思っていますね。

最新シングルの「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」では、どんな想いが込められていますか?

今の話にも繋がるんですが、自分の人生を表現している曲でもあると思います。今日という日は1日しかないから、それを楽しまないともったいない、ということですよね。自分自身もその日1日1日を楽しもうという感じで生きてきたし、その気持ちが大人になっても活かされている。そういう教訓みたいなことを、この曲を通してみんなにも伝えたいなと。 

確かに、アップテンポなパーティ・チューンですが、歌詞を聴くと人生の歌ですよね。

そうなんですよ。もちろん楽しいことだけじゃなくて、人生って苦難や困難もある、山あり谷ありの道のりですよね。でも人生の最後を迎える時に「自分の人生って本当に良かったな!」って思いたいじゃないですか。それを自分にも言い聞かせたくて。

そういう想いも込めて、今回も真面目にふざけてます。「U.S.A.」も代表曲のひとつですが、今回の曲も7人を象徴するような作品になっているはずです。メンバーと一緒に苦労を重ねてきたつもりなので、その分、仲の良さやも強くなっている。この曲を聴いて、チームやグループっていいなと思ってもらいたいですね。

メロディの乗せ方や、リズムの取り方によっても、曲の印象が変わると思います。歌い方で何か工夫されたことはありますか?

技術的に特別な歌い方をしているとか、声の発し方に工夫をこらしているとかはないです。ただ、歌詞の一語一句をしっかりと届けたい、どうにかして伝えたい、という想いだけは強く持って歌っています。

当然、その楽曲が持っているキャラクターや特色があるので、それはしっかり活かせるように歌いたいとも思っています。自分は何でも屋さんだと思っているので、どんなタイプの曲でも消化できると思っていて。何でも屋さんって、すごいじゃないですか? どんな要望にも応えられますから。そんな歌い手になりたいとは思っていますよね。R&Bやダンスポップスだけじゃなく、演歌や日本の伝統的な曲も。

逆に、歌手としての辛さ苦しさはないですか?

そういう感覚は、まだないかもしれない。どちらかといえば、うまくいかない時でも、辛いとか苦しいではなく「どうにかしてもっと良くしたい」という気持ちの方が勝っている。だから「なんでこんなこともできないんだ!」って悔しさをバネにしているのが、自分らしさなのかなと。もちろん音域の限界などはありますが、表現力は無限大だと思うので、その時々で自分の100%を表現できるような人間でありたいです。

今回の曲は非常にキーが高いですが、まだまだ限界値ではないという感じですか?

いやぁ、今までの楽曲の中で1〜2を争うくらい、キーは高かったです。ただ、声帯も筋肉なので、鍛えていくと出るようになる。そういう意味では、今回はこういう試練を課せられて、衰えている場合じゃないよ! と言われているような気もしましたね。その期待に応えなきゃいけないので、本当にありがたいですよ。やっぱり、修行ですね。

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ちなみに、ISSAさんにとって忘れられないパーティとか、人生にとって忘れないシーンはありますか?

やっぱり「U.S.A.」でいろんな場所に連れてってもらったことでしょうか。あの曲のおかげで、それまで自分達がやり続けてきたことを一気に開放できたというのがあるので。「U.S.A.」という楽曲に出会ったのが自分の人生の節目にもなりましたし、そこからまたもう一段階レベルアップというか、違うゾーンに行かなきゃいけないとも思っています。

ISSAさんの長いキャリアをもっても、「U.S.A.」のヒットは大きな出来事だったんですね。

あの曲がなければ、日本武道館への道もなかったですから。世の中的には「復活劇!」なんて言われましたけど、僕らからしたら「復活も何も、ずっとやり続けてることは変わってない!」とは思っていますけどね(笑)。

ちなみに、この夏のパーティのプランは決まっていますか?

この夏は、プロモーションとかフェスへの出演が続きます。その後は、7人体制になってからの完全オリジナル楽曲が揃ってくるので、僕らからみなさんのもとへ届けられるようにしていきたいですね。

ISSAさん個人としては、なにか予定はありますか?

沖縄に行きたいですね。何も考えない時間を作るのって難しいんですけど、できればそう過ごせる瞬間が欲しいです。あとはとにかく、お酒が呑めるなら文句は言いません(笑)。ただ酔っ払いたいのではなくて、自分の心のバランスが保てるんですよ。いい酒の呑み方を、若い世代にも継承していきたいですね(笑)。

最後になりますが、NYLON JAPANが15周年を迎え「NEW POWER NO BORDER」というキーワードを掲げました。その言葉に対して、ISSAさんどのような印象を持ちますか?

DA PUMP も、まさに「NEW POWER NO BORDER」を体現しているグループですよね。最近のお客さんの年齢層って、2〜3歳から年配の方まで非常に幅広いんです。世代とか感覚が全然違うにも関わらず、そういう人達が一緒に楽しめる機会を提供できることが、 DA PUMP でもあると思っていて。

年齢なんて関係なく、人生1回しかないから、やっぱり楽しまなきゃ損じゃないですか。それを伝えられるような存在であり続けたいし、あいつらを見ていれば嫌なことも忘れられる! と思ってもらえたらいいですね。来るもの拒まずで、これからもっと仲間を増やしていきたい。沖縄の言葉で言えば「いちゃりば ちょーでー(1度会ったら、みんな兄弟)」です。DA PUMPのパフォーマンスがボーダレスなので、それが結果的にみんなのパワーにも変わって、一緒に楽しめていけたら最高ですね。

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DA PUMP/ダ パンプ

ISSA、YORI、TOMO、KIMI、U-YEAH、KENZO、DAICHIの7人編成による、ダンス&ヴォーカルグループ。2018年発売の「U.S.A.」でレコード大賞・紅白出演を果し、続く「桜」も大ヒット。この春には、7人では初となった日本武道館公演も成功させた。

『P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル〜』

2019年の第2弾シングルは、「U.S.A.」の熱気を引き継ぐ、DA PUMPらしさ全開のポップ・ダンスチューン! 映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』主題歌に抜擢。8月7日発売(SONIC GROOVE)

STAFF

PHOTOGRAPHY: MELON

STYLING: HIDEYUKI KANEMITSU

VIDEOGRAPHY: TOSH SHINTANI

HAIR&MAKEUP: RYUSUKE TOYAMA(KIDMAN)

TEXT&INTERVIEW: TAKASHI SUZUKI

EDIT: SHOKO YAMAMOTO

DESIGN: SHOKO FUJIMOTO

CODING: JUN OKUZAWA