岩井志麻子のare you ok? 〜性にまつわるエトセトラ〜
読者からの性のお悩みを人生経験豊富な岩井志麻子氏が独自の観点でズバっと解決!
第2回目は、セックスレスについてのお悩み。同じような質問が多数寄せられました。
志麻子先生のメソッドも参考にしてみてください
QUESTION 01
付き合って8年になる彼と5年以上セックスレス。でもそれ以外は楽しく幸せだと感じています。信頼もしているし、この人と死ぬまで一緒にいたいと思える最高の相手です。ただ、この状況について3回ほど彼と話したのですが変化はなく、女としての幸せを他で求めるようになってしまいました。彼とのこの状況を我慢して確実に幸せな家庭を手に入れるか、別れてもう少し視野を広く持つかとても悩んでいます。(25歳 女性)
ANSWER
私の周りもあまりセックスをしてないですね。セックスレスは…しょうがない。長く付き合うと安定した生活とやりまくりの生活の両立はしないですよ。私の知り合いで面白い名言をはく方がいるんですがその方のこんな言葉に納得したんです。「セックスというのは攻撃性を伴うものである。」これは、相手を征服したい、相手を責めたい、相手を屈服させたいということ。だから、セックスが無くなったということは相手からの攻撃が無くなったっちゅうことなんですね。仲間になって、つまり身内になっちゃったということよ。これは己のセックスレスを言い訳にしているだけかもですが、セックスは攻撃だから、本当に愛し合っていたら乏しくなっていくのは自然の流れでもあると思うの。私はセックスレスって平和でいいじゃんって思うけどね。
今の彼と話しあってみて変化がなかったということだけど、お外に求めても良いんじゃないかな。浮気って人によってどこからが浮気か違うじゃない。人気AV男優の奥さんの面白い話があって、仕事でのセックスはOKだけど、仕事終わりのキャバクラはNGらしいの。風俗を浮気とカウントする人もいるし、カウントしない人もいますよね。だからお外に求めることが悪いとは思わないのよね。大人同士で、割り切った、合意の上の楽しみはいいのではないでしょうか。愛とセックスが常に一緒であるばかりではないんですよ。
一人の男性に全部は求められないです。逆に全てを女性に求められても困ってしまうので。あなたが彼に求めるいくつかの条件を備えているなら彼で良いじゃない! 全てを兼ね備えた男性なんていませんよ! 求めすぎは、不幸にしますよ。
岩井志麻子(いわい しまこ)
1964年岡山県生まれ。高校在学中の82年に、第3回小説ジュニア短編小説新人賞に佳作入賞。
少女小説家を経て、99年『ぼっけえ、きょうてえ』が第6回日本ホラー小説大賞を受賞。
同作で00年に第13回山本周五郎賞を受賞。また02年には、『岡山女』で第124回直木賞候補となる。
精力的な執筆活動と並行して多数のメディアに出演しコメンテーターを務める。
また、女優としてドラマや映画に出演し、活躍の場を広げている。東京MX「5時に夢中!」、日本テレビ「有吉反省会」レギュラー出演中
ボディータイツ¥10,000(Corrida Corset/コリーダコルセット)、イヤリング¥3,046(PIN NAP/ピンナップ)、
ネックレス¥5,546(VIDAKUSH/ピンナップ)スカーフ¥5,000(FAITH/フェイス)、ロングブーツ¥20,800(YELLO/イエロ)
STAFF
MODEL: SHIMAKO IWAI
PHOTOGRAPHY : WAKABA NODA(TRON)
STYLIST : AI SUGANUMA
HAIR&MAKEUP : MIHO MASHINO
STILL : KENICHI SUGIMORI
TEXT&EDIT NAOMI TAHARA
EDIT : YURIKA NAGAI
DESIGN : AZUSA TSUBOTA
CODING : NATSUKI DOZAKI