世界一のスノーボード大会“BURTON US OPEN”が開催!
とびきりクールな4人の素顔に迫る
とびきりクールな4人の素顔に迫る
2月26日から3月2日にかけて、アメリカ・コロラド州ベイルで行われたスノーボード世界最高峰の大会BURTON US OPEN。その会場で今最もホットな4人のライダーたちを直撃!18歳の神童レッド・ジェラード、カナダの国民的英雄マーク・マクモリス、世界中のライダーからリスペクトされるダニー・デイビス、そしてスノボ界きっての美女ライダー、アンナ・ガッサー。五輪でも活躍するトップアスリートとして、また表現者として、稀有な才能とクールさ兼ね備えたBURTONグローバルチームの4人に思い思いの“スノーボード観”を語ってもらった!
今年で37回目となるBURTON主催の伝統の世界大会。今大会は残念ながらアンナが直前の怪我によって欠場するも、レッド、マーク、ダニーの3人が大いに躍動。スロープスタイル、ハーフパイプともに大熱戦に!
1988年アメリカ・ミシガン州生まれ。アメリカではショーン・ホワイトと人気を二分するハーフパイプ屈指の“スタイル”マスター。1月のX GAMESで3位、このUS OPENでは4位。
@travelindan
−今までのスノーボードライフで最高の経験は?
いつもその瞬間こそが最高だと思っているよ。スノーボードを滑るたびに、全く機嫌が読めない雪山という存在に恋に落ちてしまうからね。初めて行く雪山ならなおさら。一日中そこにいて、競争ではなくただ自分のために滑るだけで、何にも代え難いフィーリングが得られるんだ。−世界でいちばん好きな雪山と、日本の好きな場所を教えて。
たくさんありすぎてひとつに絞ることはできないな。このUS OPENが毎年行われているベイルも大好きな場所だしね。日本は北海道のキロロがとても印象に残っている。何年か前にとても不調だった時に訪れて、すごく救われた気がしたんだ。以来お気に入りのスポットになっている。他にも、長野県にある白馬のようにまだ行ったことがないけれど気になっている場所もたくさんあるよ。−スノーボーダー「ダニー・デイビス」の“スタイル”とは。
僕のライディングはスノーボードのみならず、スケートボードやサーフィン、音楽など自分が好きなものすべてから形作られていると思うし、これからもそういったスノーボーダーであり続けたい。−自分以外で最も“クール”だと思うライダーは?
マーク・マクモリスにレッド・ジェラード、ベン・ファーガソン。近年のスノーボードは回転や技のことばかりが注目されて本来のスタイルを失いがちだとよく言われるけれど、彼ら若いライダー達が最前線でしっかりスノーボードのスタイルというものを体現してくれていると思う。ライディングだけじゃなく、パーソナリティやウェアの着こなしだってとてもカッコイイんだ。−BURTONとダニーの関係性を一言で表すなら?
とてもファンキーな家族、じゃないかな。そしてそのファミリーの中心に常にいるのがジェイク・バートン(笑)。彼が始めたBURTONというブランドはどこか深い思想家のようで、ユーモアにも満ちている。そこが僕と似ているところかな。次のシーズンに向けて僕らは一緒にキース・ヘリングとのコラボレーションボードを作っていて、このUS OPENでも使ったけど、パーク用とオールマウンテン用の2種類ともにすごく魅力的な仕上がりになっているのでぜひ乗ってみてもらいたいね。−スノーボードという“カルチャー”の本当の魅力とは。
とても寒い雪山で一日中外にいるのにもかかわらず、他に目もくれず夢中になっている人達が世界中にたくさんいる。その事実がスノーボードの魅力を全て物語っているんじゃないかな。僕自身も、そんな雪山とスノーボードがもたらしてくれる愛と平和と静けさに常に惹きつけられている一人だよ。
PHOTOGRAPHY: AKIRA ONOZUKA FOR RIDING PHOTO, BURTON FOR ANNA GASSER'S RIDING PHOTO, KAI TOKUHARA FOR PORTRAIT
TEXT: KAI TOKUHARA
EDIT: KAHO FUKUDA
DESIGN: AZUSA TSUBOTA
CODING: JUN OKUZAWA
TEXT: KAI TOKUHARA
EDIT: KAHO FUKUDA
DESIGN: AZUSA TSUBOTA
CODING: JUN OKUZAWA