CULTURE
2019.03.28
IMALUのギグレポ連載最終回 憧れのPUFFYとコラボ
IMALUのギグレポ連載最終回
憧れのPUFFYとコラボ
IMALUが様々なジャンルのギグに潜入する連載が、5月号で最終回。ラストはIMALUが平成に憧れたアーティスト、PUFFYとのコラボが実現! デビュー当時のことや30代を楽しく過ごす秘訣など、誌面に載せきれなかった対談の続きをたっぷりとお見せします♡
I:モテるモテないの境界線ってどこだと思いますか?
A:何だろう〜IMALUちゃんのヘアはモテるやつ! 色もギリモテるやつ!
I:そうなんですか? これ以上明るくするとモテないですか?
A:それ以上明るくするとモテなくなる! こんな会話で大丈夫かな(笑)? まぁモテたことないからわかんないんだけどね!
I:みんな大好きなPUFFYさんですよ?
Y:雑誌の特集で、彼女にしたいランキングには入らないけど、一緒にカラオケ行きたいランキングによく入ってたよね(笑)!
I:カラオケはよく行かれるんですか?
A:今は全然行かないね〜。IMALUちゃん行く?
I:周りの友達がカラオケ好きなので、飲んだ後に行くことは多いですね。
Y:そうか、飲んだ後のカラオケって私達にはないかも。
I:もしカラオケ行ったら、歌ってとか言われませんか?
A:それがすごく苦手なの。
Y:そうそう。2人で歌ってるから、1人で歌うのは恥ずかしいし、みんなが耳にしてる曲は2人の声じゃない? だから1人だとなんか違うって全員が疑問に思うと思うんだよね。私も申し訳ない気持ちになるし(笑)。
A:なんかすいません……みたいに思っちゃうよね。
I:私PUFFYさんの曲をよく歌うんですけど、いつも1人で歌ってますよ!
Y:盛り上がんなくない?
I:いやいや、めっちゃ盛り上がりますよ! カラオケって最初盛り上がりソングを入れるじゃないですか。それが過ぎるとちょっとバラける瞬間があって、その時に『MOTHER』を入れると、サビでみんなひとつになるんですよ!
A&Y:え〜本当〜!?
I:本当なんですよ! 共感してくれる人いないかな〜。みんなよく知ってる曲だから、サビでひとつにまとまるんですよね!
Y:そういえば20代の頃、狂ったようにカラオケ行ってなかったかな?
A:そうだね! バカみたいに行ってたかも(笑)!
Y:亜美ちゃんから夜中の2、3時に連絡がきて、カラオケ行ってめっちゃ弾けてたね!
I:カラオケにハマった時期あったんですね!
Y:当時のマネージャーさんがカラオケ好きだったんだよね?
A:そう! そのマネージャーさんは何を歌っても桑田佳祐さんになるっていうのが面白くて。バカだな〜この人〜って思いながら見てた(笑)。
I:楽しそうですね(笑)! 今年で23周年とおっしゃってましたが、長年2人で仕事を続ける秘訣って何ですか?
Y:気づいたら経ってたよね。あとさ、辞めるって言えなくない? いろんな人と仕事をしてて、私辞めます! って言えないよね? てなると、やるよね? そしたら続くよね? みたいな。
I:でも続けるってすごくないですか?
Y:もし亜美ちゃんと喧嘩して仲が悪くなったら、周りの人にご迷惑がかかるよね? じゃあそうじゃない方がいいよね? とか、どっか合理的なのかもしれない。
I:仲が良いイメージありますよね。喧嘩したことはないんですか?
A:喧嘩全然しないね〜。
Y:喧嘩すると困るじゃない? あと自分も困るし、会うのに嫌な気分になるじゃない? だから喧嘩する理由がないって感じかな。
I:昔からその考えだったんですか? 喧嘩しそうになってもお互い抑えてたり?
A:毎日仕事で会ってたから、その時喧嘩すると次の日に響くじゃない? ってなると、喧嘩はしない方がいいなって思ってたかな。
Y:どっちかというと、私達対会社の人間みたいなことはよくあったね。今の環境を理解している人って自分1人な訳で、そうなると亜美ちゃんとは味方でいないといけないよねって団結感があって。会社の人に“大人に勝ちたいんだったら、ただ嫌だって言っても通じない。それに勝てるくらいの言葉を考えといて”って言われたの。なんて言ったら大人に勝てるだろう、て話し合ってたね。
A:こう言われたらAのパターン、こう言われたらBのパターンで言おうって決めてたね。
I:それはうまく話が通ったんですか?
A:結局、1回やってみよう! ってことになった(笑)。1回やったら合いませんでしたって言えるから、とりあえず挑戦してみてから判断しようって流れに落ち着いたよね。
I:特に苦手だったものは何ですか?
Y:テレビ(笑)。テレビは緊張するでしょ? あわよくば地味に暮らしてたいタイプの人間だから(笑)。
I:ずっとテレビに出ているイメージですけどね!
Y:それが毎回せめぎ合いで、ロケでも毎回同じようなロケはないじゃない? そうなると、挑戦したことがないことは1回やってみよう! のルールを作っちゃったもんだから、やってないロケもやるよね。
A:そりゃ〜戦車にも乗りますわな(笑)!
I:そうだったんですね。それこそ『パパパパパフィー』はめっちゃ観てましたよ!
Y:当時は、苦手な企画があると顔に出ちゃってたんだよね。隠そうとしても知らぬ間に表情に出ちゃってて(笑)。今となっては割り切れるけど、当時は割り切れなかったから大変だったよね。
I:いつくらいから割り切れるようになりました?
Y:やっぱ40歳超えてからじゃない(笑)?
A:IMALUちゃんはあと10年間はブスーッとしてていいと思う(笑)!
I:そういう仕事のストレスはどこで発散すればいいですか?
Y:40歳過ぎるとストレスさえ感じなくなるから、そこは溜め込んどいていいんじゃない(笑)? 私たち何で発散してたっけ?
A:旅行とか行ってなかった?
I:旅行に行く時間あったんですか?
Y:みんなが思ってるより、デビュー当時から休んでたよね。
A:週1は必ず休むのがマネージメントのルールであったの。
I:そういうルールがあったから生活のバランスが取りやすかったんですか?
A:そうだね。それで遊ぶ時間もできて発散できてたのかも。
Y:IMALUちゃんはまだ遊ぶでしょ? 朝までいけるでしょ?
I:そうですね。20代前半よりは体力が落ちましたけど……。
Y:お酒は結構飲むの?
I:お酒好きなので飲みますね!
A:その頃の私達はお酒飲んでなかったからよく分かんないんだよね。
I:いつから飲み始めたんですか?
Y:40歳超えてから(笑)。
A:(笑)。全部40歳超えてからだね、私達。
I:逆になんで40歳からなんですか?
Y:20代の頃から言ってたよね?
A:20代前半頃に小金を持つようになってから、二人で焼き鳥屋さんで飲んでたんだけど、突然パタリと飲まなくなったね。
Y:その時に亜美ちゃん、『40歳になったら千鳥足でお土産を持って帰ったり、みんなに担がれて帰ったり、居酒屋をハシゴしたり、道端で寝たりするのが夢なんだ』って言ってたよね。
I:それは叶ったんですか?
A:ハシゴはしても道路で寝るのは叶ってない(笑)。私、顔がすぐ赤くなっちゃうから、明るいところよりは薄暗いところで飲みたいの。
Y:でも薄暗い暗いところだとすぐ眠くなっちゃうんだよね?
A:そうなの。だから夢叶わず(笑)。
I:私、今年30歳を迎えるんですけど、人生を楽しむ秘訣ってありますか?
Y:20歳後半って若者としては通用しないけど、バカじゃダメだし、だけど上の人には勝てないじゃない? 30歳超えても状況ってそんなに変わんないと思うよ。
I:今まさにその状況ですね。亜美さんはどうですか?
A:あんまり意識してなかったかも〜。30歳はちょうど子育てしてた時期かな。由美ちゃんは遊んでたよね?
I:何して遊んでたんですか?
Y:秘密(笑)。デビュー当時は全然遊んでなかったからね〜。うちら遅咲きだよね! 30歳はさ、めっちゃ遊べばいいんじゃない?
I:遊んだ方がいいですかね?
Y:宵越しの金は持たないで過ごすとか(笑)。
A:そうそう! もう全部パーッと使っちゃうみたいな。なんとかなるもんだよ。車とかもポンポン買っちゃっていいんじゃない?
Y:下の世代の子って堅実的というか現実的な部分があるじゃない? 私達の世代はそういうのが無かったよね。車ポンポン買ってたし、服もバカみたいに買ってた!
I:お金を大きく使う人はあんまり周りにいないですね〜。
Y:それをIMALUちゃんが開拓しちゃえばいいじゃん! スター並みの高い車買っちゃったりして!
A:IMALUすっげーバブリーだよな〜! なんか逆行してない? みたいなこと言わせられたら最高だよ(笑)!
I:やってみたいですけどね(笑)。今の時代SNSとかで炎上しちゃうじゃないですか。
Y:そっか〜うちらの時代なかったもんね。でも、どこかで派手に遊んだ方がいいよ! 20代は派手に遊んでなかったでしょ? じゃあ人生いつどこで派手に遊ぶ? 40代で派手に遊ぶと逆に痛いから30代がいちばんいいと思うよ! 絶対今だよ! いいな〜羨ましい! 私もやろうかな?
A:私達は遅くないかい(笑)? IMALUちゃんは、まず高価なバブリー車を買いましょうね!
I:頑張ります(笑)!
YUMI: overalls¥43,800 by holiday/peel pr boots¥24,000 by dr.martens top stylist’s own
IMALU: overalls¥24,800 by candy stripper top¥8,000 by instantfunk/uts pr boots¥24,000 by dr.martens
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STAFF CREDIT
PHOTOGRAPHY: YUYA SHIMAHARA
STYLING: AKIKO FUJII
HAIR: SAKI KAZAMI
MAKEUP: YUKO MIYASHITA
EDIT: NAOKO KINOSHITA(GGGC)
DESIGN: FUYUKO MANOME
CODING: NATSUKI DOZAKI