ストリートビューティボーイ
板垣瑞生のムービー&インタビューを大公開
#ブルーみずき というハッシュタグで発売前からSNSで話題だったブルーヘアの板垣瑞生。
撮影の裏側が垣間見られるスペシャルムービーとともに
誌面未掲載インタビューを大公開するよ!
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—最近はメンズコスメも増えてきましたが、男性がメイクすることについてどう思いますか?
僕の友達にもメイクする人がいたりしますし、抵抗は全然ないです。ファッションの一つっていう感覚ですね。でも、あんまり長い時間メイクしっぱなしだと、「肌に悪くないかな?」って心配にはなります(笑)。
—お友達はどんなメイクをしてるんですか?
ファンデーションやコンシーラーとかで肌を整えてる感じですね。アイメイクはしてない気がするなあ。芸能系の友達なので、一般の方がメイクするテンションとはちょっと意識が違うのかもしれないけど、彼を見ていて、「メイクで肌や顔をきれいに見せることもファッションなんだな」って感じたんですよね。だから、僕もした方がいいのかなって気にさせられましたけど、髪のセットもメイクも本当に不得意だからやらなくていいかなって(笑)。だから、できる人はどんどんやっていっていいと思います。でも、やっぱりお肌が心配になっちゃいますね(笑)。僕は基本的にすっぴんなので、スキンケアのビューティを考えちゃうかもですね。土台のケアをちゃんとしないと、いくらメイクがうまくなってもダメだと思うんです。だから、髪もそうですけど、僕はまずは土台のケアから頑張っていきたいなって思います。
—家で過ごす時間が増えることで、役の先に見える自分について考える機会も増えたと思います。自分に対してだけではなく、ほかの役者さんを見る視野も広がったと思うのですが、“美しい”と思う役者さんはいますか?
いっぱいいますね。いちばん身近でお芝居がすごくきれいだなって思うのは、清水尋也。プライベートでも仲良しで、朝6時くらいにいきなり僕の家に来たりとかするんですよ(笑)。彼とは『ソロモンの偽証』と『ホットギミック ガールミーツボーイ』で共演したんですけど、本当に美しいなと思いました。例えば、全然違う方を向いているのに、こちらがモーションをかけるタイミングをめちゃくちゃ的確に感じとって演じてるんですよね。第3の目が背中にあるんじゃないかってくらい、全体を見た芝居をするんです。手先の動き、セリフのしゃべり方一つとっても「きれいだなあ……」って思っちゃいます。所作や演技や外面、内面、そういうものが美しい方はたくさんいるんですけど、お芝居そのものがすごく美しい。「こんな感じにはなれねぇな」って思わされる役者です。
—役者さんに限らず、“美しさ”と聞いて思い浮かぶ人はいますか?
映画監督の山戸結希さんが美しいと思います。僕の中では山戸さんの創る世界が美の代表格かもしれない。映画への愛や思想、理想を感じたときに、すごく鋭いほどに美しいなって思うんです。演出や台本から、すべてにおいて美しさが行き渡っているのが伝わってきますし、そうやって山戸さんが作り出している作品そのものに、美しさが結晶しているなってすごく感じます。
—「その人が生まれ育ってきたことから生まれる “本当の部分”が垣間見えると、その人のことを好きになれます」と言っていましたが、人について考えることって、役について考えるときにも影響しますか?
影響していますね。こんな人生を歩んできたから、仕方なくこうなってしまったって感じることってあるじゃないですか。隠していてもどうしたって見えてしまうものって、絶対マイナスではないと思うんです。形は違っても誰でも絶対に持っている部分だと思うので、それを役にも見つけていくというか。その“本当の部分”をいいなと思わない限り、その役は演じられないと思います。
ー偶然性や物事のバックグラウンドに惹かれることが多いんですね。
そうですね。だから、やっぱり女性に対しても、ふとした瞬間に美しさを感じるんですよね。外見よりも、その人が出している空気みたいなものに惹かれるのかもしれないです。
—少し前の自粛期間中にご実家で過ごされていたということですが、どんなふうに過ごしていましたか?
ずっとゲームしてました(笑)。ほかにやることなくて。北村匠海くんとか清水尋也とやってましたね。匠海くんは同じ事務所なんですけど、ゲームを通して今までで一番話しました(笑)。僕、いつも部屋着はTシャツと麻っぽい素材のゆるいパンツなんですけど、実家にいるときはユニクロの黒いスエット着てゆったりしてて。XLのスエットを買ったので、ゆるく着られるんですよ。「もうちょっと暑くなったら短パンかな」とか思いながら、本当にガキンチョみたいな格好してゲームしてました。キッズ感のある19歳です(笑)。ご飯もおいしいし、ずっとゲームやってて不健康まみれの生活だったんですけど、なぜか痩せたんですよね。なんでだろう、不思議です(笑)。
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