CULTURE
2013.03.11
『メモリーズ・コーナー』
ときには映画でじっくり考える、そんな時間が女子力を上げる |
監督・脚本 |
|||||
泣きたい、笑いたい、ときめきたい、映画を観たいと思うときの気持ちはさまざまで、今日は何かについて“考えたい”と思うときだってある。『メモリーズ・コーナー』は、そんな“考えたい”という気持ちを満たしてくれるフランス映画。 1995年に起きた阪神・淡路大震災の式典を取材するために、フランスの女性ジャーナリストのアダは神戸を訪れる。通訳の岡部(西島秀俊)と一緒に被災者を訪ねて歩く彼女は、その中のひとり、いまだに後遺症に悩む石田(阿部寛)になぜか惹かれるが、彼は“幻”だった……!? という、ちょっぴりファンタジックなストーリーであるところがフランス的。 見なれた日本の風景もフランス人監督の手にかかるとまるで違って見えたり、西島秀俊のフランス語の上手さに驚いたり、意外な発見が!
|
text rie shintani