CULTURE
2013.07.26
『ペーパーボーイ 真夏の引力』
ザック・エフロンの悩める姿が切なすぎ |
監督 |
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とにかく衝撃的。フロリダ州の小さな町で新聞配達をしているジャック(ザック・エフロン)は、ある殺人事件を追う記者の兄ウォード(マシュー・マコノヒー)の助手をすることになる。そして、死刑囚のヒラリー(ジョン・キューザック)とその婚約者のシャーロット(ニコール・キッドマン)との出会いが想像もつかない事件を引き寄せ、ジャックの運命は大きく狂わされていく──。 ある殺人事件をきっかけに主要キャラクターのスキャンダラスな一面が次々とあぶり出され、観終わった後には何とも言えない脱力感が押し寄せる。ザック・エフロン、ニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー、ジョン・キューザックという豪華俳優陣がそれぞれに奇抜な役に挑んでいるけれど、一番若手で、しかも美しすぎるがゆえにアイドルという肩書きが付いてまわるザックが、二度と恋愛ができなくなるほどの経験をする主人公ジャックを演じ、アイドルから脱皮を遂げた衝撃も大きい。 残酷で淫らな信じられない世界は映画だから体験できる世界。というわけで、刺激を求めている人、必見!
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text rie shintani