CULTURE
2013.09.27
『謝罪の王様』
なんでこんなに面白いの!? ってくらい笑える! |
監督 |
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友達や恋人とケンカをしてしまった時、仕事でうっかりミスをやらかしてしまった時、思わぬアクシデントに見舞われた時……人生において、軽い「ごめんね」から、重々しい「申し訳ございませんでした」まで、誰でも謝罪しなければならないときがある。そんなときに頼れる存在が『謝罪の王様』の主人公、“謝罪師”というちょっぴりうさんくさい仕事をしている黒島譲(阿部サダヲ)。 さまざまな人生トラブルを抱えた人たちが彼のもとを訪ねてくるというお話だけれど、とにかく個性的なキャラクターばかり登場する。ヤクザ風の男の車に追突してしまったのに海外育ちでなかなか謝ることのできない倉持典子(井上真央)、セクハラで訴えられた沼田卓也(岡田将生)、息子の不祥事について会見を開くことになった大物俳優&女優の元夫婦(高橋克実&松雪泰子)、さらには国家の存亡をかけた謝罪まで、最初から最後まで笑いの連続! そして! 観終わった後に強烈に記憶に残るのが「わきげボーボー自由の女神」。それが何かは映画を観てのお楽しみだけれど、これはかなり癖になる面白さ!
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text rie shintani