CULTURE
2014.03.29
わくわくドキドキするストーリーが満載♪ 新生活にぴったりの映画特集
学生時代、この勉強が将来何の役に立つの?って疑問を抱いて、やる気が失せちゃった……ってこと、あるある。『最低で最高のサリー』の主人公のジョージ(フレディ・ハイモア)は、勉強どころか、生きることの意味に疑問を持ってしまって、宿題はサボる、タバコは吸う、授業もまとに受けない、完璧な問題児。卒業を控えているというのに大学に行きたいのか、自分が一体何をしたいのかも分からない。そんなとき、美人でイカしたサリー(エマ・ロバーツ)に恋したことで、虚無感で埋め尽くされていたジョージの心は少しずつ変わっていく。という青春ドラマ。
進学や社会人へ羽ばたく時期というのはどうしたらいいのか揺れ動いて悩んで答えを出そうとするもの。この映画は高校の卒業が舞台だけれど、どんなことであっても卒業には意味があって、卒業があるから次に進めるわけで。後半、どんどん変わっていくジョージの姿は、学生でも社会人でも、きっと勇気付けられるはず。
もちろん、邦題にも入っているサリーとの恋も揺れ動いて悩んで。ある程度の駆け引きは大事、でも伝えるときは勇気を持って気持ちを伝えないとね、という恋愛のメッセージも! そして、『チャーリーとチョコレート工場』のときはまだ小さかったフレディ・ハイモアが格好いいティーンエイジャーに成長しているのもいい!
新生活が楽しくなる度 | ★★★☆☆ |
旅に出たくなる度 | ★☆☆☆☆ |
愛と恋と友情を考える度 | ★★★★☆ |
『最低で最高のサリー 』 発売中 価格:¥1,419+税 発売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパン 販売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパン |
監督
ギャビン・ウィーゼン
出演
フレディ・ハイモア
エマ・ロバーツ
マイケル・アンガラーノ
エリザベス・リーサー
サム・ロバーズ
直感で決断する、じっくり考える、流れに任せてみる──人生を決めることは簡単じゃない。大学の卒業を間近に控えた25歳のグザヴィエ(ロマン・デュリス)は、作家になりたいけど、生活の安定もほしい……と、すぐに就職せずに、1年間、スペイン語とスペイン経済を学ぶためにバルセロナへ留学する。
パリの家族の元を離れてバルセロナへ降り立ったグザヴィエは、とある理由から“スパニッシュ・アパートメント”で暮らすことに。そのアパートでは、イタリア、ドイツ、デンマーク、スペイン、イギリス、ヨーロッパ各国からやってきた5人の若者たちが一緒に暮らし、グザヴィエもその仲間に。いわゆるルームシェア、シェアハウスのような環境。そこでいろいろなことを学んでいく。トラブルも盛りだくさん!
卒業して働くのも、自分探しで旅に出るのも、ひとり暮らしをするのもいい。この『スパニッシュ・アパートメント』を観て思うのは、若い時にしかできないこと、無茶できる年齢にしかできない冒険があって、自分も……と、背中を押してもらえること。もちろん、恋愛にどっぷり浸れるのも若いうち? だって、社会人になったら恋愛だけでは生きていけないから。でも、たとえ社会人になったとしても、少し休みをとって学びの旅に出るっていうのもありかも? そんなふうに自分自身を旅させたくなる映画でもあるんです。
新生活が楽しくなる度 | ★★★★☆ |
旅に出たくなる度 | ★★★☆☆ |
愛と恋と友情を考える度 | ★★★☆☆ |
『スパニッシュ・アパートメント』 発売中 価格: ¥1,419+税 発売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパン 販売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパン |
監督
セドリック・クラピッシュ
出演
ロマン・デュリス
ジュディット・ゴドレーシュ
オドレイ・トトゥ
セシル・ドゥ・フランス
ケリー・ライリー
©2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
『スプリング・ブレイカーズ』 のセレーナ・ゴメス、『ゴシップガール』シリーズのレイトン・ミースターといった旬の若手女優たちが共演する、はちゃめちゃ卒業旅行ムービー。
めでたく高校を卒業し、コツコツと貯めていたお金で憧れのパリ旅行を楽しみにするグレース(セレーナ・ゴメス)。けれど、バイト先の友人エマ(ケイティ・キャシディ)との2人旅に義理の姉メグ(レイトン・ミースター)も参加することになり、なんだかイヤな予感……が的中? ツアーバスに乗り遅れてしまった! そして、雨宿りで立ち寄ったゴージャスなホテルで、グレースが英国のリッチな令嬢に勘違いされたことを機に3人の激安パリツアーはフランスのモナコ、モンテカルロの豪華な旅に変わる!
それって犯罪?っていうギリギリなところもあるけれど、意図しない出来事を楽しめるかどうかで人生を楽しめるかどうかは決まるのかも。3人それぞれがパリで、モンテカルロで、出会いと別れを経験するドッキドキのロマンティック・ガールズ・ムービー。ちなみにプロデューサーを務めるのは、大女優のニコール・キッドマン。
新生活が楽しくなる度 | ★★☆☆☆ |
旅に出たくなる度 | ★★★☆☆ |
愛と恋と友情を考える度 | ★★★☆☆ |
『恋するモンテカルロ 』 発売中 価格: ¥1,419+税 発売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパン 販売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパン |
監督
トーマス・ベズーチャ
出演
セレーナ・ゴメス
レイトン・ミースター
ケイティ・キャシディ
コーリー・モンテース
アンディ・マクダウェル
冴えなくて地味でド真面目な女の子が変身して、周りをアッと驚かせて、おまけに素敵な恋に落ちちゃうー、ってストーリーはラブコメの王道。この『25年目のキス』もそれに当てはまる作品ではあるけれど、ちょっとユニークなのは、冴えなくて地味でド真面目な女の子が25歳だということ。
名門誌のコピー・エディターとして働くジョジー(ドリュー・バリモア)は、念願の記者の仕事に大喜び! でも、それは17歳と年齢を偽って高校生活を潜入レポートするものだった。しかも、高校時代にまったくいい思い出のないジョジー。今度こそ! と、仕事とはいえティーンエイジャーを満喫、プロムもダンスパーティも経験して仲間や友だちもできて、コールソン先生ともなんだかいい関係。……だけど、嘘から始まったことを明かすときがきてしまう。25年間、“本当のキス”に憧れ続けていたジョジーの恋は実るの?
名門誌のコピー・エディターとして働くジョジー(ドリュー・バリモア)は、念願の記者の仕事に大喜び! でも、それは17歳と年齢を偽って高校生活を潜入レポートするものだった。しかも、高校時代にまったくいい思い出のないジョジー。今度こそ! と、仕事とはいえティーンエイジャーを満喫、プロムもダンスパーティも経験して仲間や友だちもできて、コールソン先生ともなんだかいい関係。……だけど、嘘から始まったことを明かすときがきてしまう。25年間、“本当のキス”に憧れ続けていたジョジーの恋は実るの?
新生活が楽しくなる度 | ★★☆☆☆ |
旅に出たくなる度 | ★☆☆☆☆ |
愛と恋と友情を考える度 | ★★★★☆ |
『25年目のキス』 2014年4月2日発売 価格:¥1,419+税 発売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパン 販売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント ジャパン |
監督
ラージャ・ゴスネル
脚本
アビー・コーン
ジャン・レノ
出演
ドリュー・バリモア
モリー・シャノン
デビッド・アークエット
マイケル・バルタン
ジョン・C・ライリー
©2014 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス)が、科学者の親友ドク(クリストファー・ロイド)の開発したタイムマシンで30年前にタイムスリップ! そこで、まだ高校生のマーティの両親と出会ったためにマーティの未来が変わってしまうかも!? という、いわずと知れた名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。
公開されたのは今から約30年前だけれど、タイムマシンのデロリアンは格好いいし、そのデロリアンが稲妻を受けて時空を超えるのも、マーティとドクの関係も面白い。ぜんぜん色褪せてない! 人はだれでも未来を覗いてみたいと思うだろうし、あの時ああしていたら……と後悔することだってあるだろうし。だからこそ、それが叶ってしまうこの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はハラハラドキドキしちゃう。
そして、シリーズ1作目となるこの作品にはプロムのシーンも登場。マーティの未来がかかっているということもあって、プロム前後の出来事は何度観ても、結末を知っていたとしても、ハラハラドキドキッ!
新生活が楽しくなる度 | ★★☆☆☆ |
旅に出たくなる度 | ★★★★☆ |
愛と恋と友情を考える度 | ★★★★☆ |
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 発売中 発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント 販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント 価格:¥1,886+税 |
監督
ロバート・ゼメキス
出演
マイケル・J・フォックス
クリストファー・ロイド
リー・トンプソン
クリスピン・グローバー
トーマス・F・ウィルソン
©1985 Universal Studios. All Rights Reserved.
大学卒業の日に初めて会話したエマ(アン・ハサウェイ)とデクスター(ジム・スタージェス)。互いに惹かれる気持ちがありつつも友情という形を選んだ彼らは、2人が出会った日、7月15日を毎年一緒に過ごそうと約束する。そして、社会人としてそれぞれの道を歩みながら、人生について、恋について、なんでも話し合える関係を築いていた。そんな2日が過ごした23年間の7月15日を繋ぎ合わせていくラブストーリー。
一瞬で恋に落ちてつき合うこともあれば、片想いのまま何年も想い続けることもあれば、エマのように、愛を伝えて答えを出すよりも友だちのまま傍にいることを選ぶことだってある。恋愛には答えがないからこそ、人はそうやって悩んじゃう。でも、この『ワン・デイ 23年のラブストーリー』が素敵なのは、好きな人と過ごす1日がどれだけ大切なのかというのを描いていること。一緒にいるのが当たり前のようになってしまうと、しあわせボケに陥ることもあって。当たり前のなかにこそしあわせがあるんだと気づかせてもらえる。また逆に、しあわせな1日があればそれを糧に生きていける。
ラストシーンはとっても衝撃的で、胸が締めつけられて、ものすごくあったかいものが心に流れてくる。愛と恋と友情についてじっくり考えたい人、特に必見!
新生活が楽しくなる度 | ★★★☆☆ |
旅に出たくなる度 | ★★☆☆☆ |
愛と恋と友情を考える度 | ★★★★★ |
『ワン・デイ 23年のラブストーリー』 発売中 価格:¥3,800+税 発売元:アスミック 販売元:KADOKAWA 角川書店 |
監督
ロネ・シェルフィグ
出演
アン・ハサウェイ
ジム・スタージェス
パトリシア・クラークソン
ケン・ストット
ロモーラ・ガライ
©2011 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
text rie shintani edit saki yamada