CULTURE
2019.12.27
2019年はどんな映画を楽しんだ? 年末年始にもう一度見たい名作映画をプレイバック
『女王陛下のお気に入り』
名女優たちが共演しているので見応えあるのはもちろんですが、アン女王と彼女の寵愛を取り合うアビ ゲイルとサラ、権力と愛情をめぐる三角関係の描き方がスゴい! 他のラブストーリーが可愛く見えて しまうほど強烈です! 女の強さ恐るべし。
『ボーダー 二つの世界』
この映画を見ようと思ったきっかけは、スウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者の小説 の映画化だったから。現実とファンタジーの世界が違和感なく地続きになっていて、何が正しいのか、 何を美しいと思うか、感性が磨かれた気がします。
『ビリーブ 未来への大逆転』
男女平等が当たり前ではなかった時代に、それを切り開いた女性弁護士ルース・ベイダー・ギンズバー グの感動の実話──というと難しそうに聞こえますが、とっても勇気をもらえる映画でした。ギンズバーグの生き方がたまらなく格好いい!
『草間彌生∞INFINITY』
あの水玉アートはどうやって生み出されるんだろう? 草間彌生ってどんな芸術家なんだろう? その 答えが明らかになるだけではなく、彼女の人生が壮絶すぎて、ドラマチックすぎて驚きます。挑戦し続 ける勇気と粘り強さにただただ感動!
『ハッピー・デス・デイ』
『パラノーマル・アクティビティ』や『ゲット・アウト』などを送り出してきたプロデューサーの作品 ということで気になって見たホラー映画。期待どおり面白かった!“殺される誕生日”が何度も繰り返さ れるという設定がユニーク! ホラー初心者にもオススメです。
『存在のない子供たち』
とても衝撃で、とても感動的で、心から「この映画と出会えてよかった」と思えた素晴らしい映画。学 ぶこと、愛されること、生きること、私たちが“当たり前”だと思っていることが当たり前ではない少年 ゼインの目を通して描かれる世界、そして彼の決断……もう最初から最後まで心が揺さぶられっぱなし でした。
TEXT RIE SHINTANI