CULTURE
まるでゲームの世界へ迷い込んだような臨場感!『エスケープ・ルーム』
『エスケープ・ルーム』
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『エスケープ・ルーム』というタイトルでぴんと来た人は、きっとゲーム好きな人ですね。この映画は世界中で人気の脱出ゲームを題材にしたサバイバル・スリラーです。コンピュータゲームの映画化というと、そのゲーム自体を知らないと楽しめないんじゃない? そんな心配もあるかもしれないですが、たとえば過去に遡ってみると、『トゥームレイダー』シリーズや『バイオハザード』シリーズもゲームから生まれた映画ですから。
今回の『エスケープ・ルーム』のなにが面白いかって、ヒーローやヒロインが登場して物語を引っぱっていくのではなく、何らかの理由で集められた見知らぬ者同士が協力しあって、閉じこめられた空間から脱出する。観客自身が7人目のメンバーのような感覚というか、彼らと一緒にゲームに参加しているような気分になるわけです。
臨場感のワケはシチュエーションにもあります。ある高層ビルの待合室に導かれた男女6人を待ち受けるのは〈第1の部屋:灼熱地獄〉をはじめとする仕掛けのある部屋。360度全方位を見渡せるように設計された大がかりなセットを建造し、キャストが実際に体当たりのスタントに挑んで撮影しているので、とにかく臨場感が凄い! しかも制限時間内に各部屋を出ないと情け容赦なく“死”が襲いかかる! アトラクション的な楽しみがあると同時に心理スリラーとホラーもあって本当に面白いんです。
第1の部屋から第4の部屋へ──ゲームが進むにつれて、そもそもあの6人はどうやって選ばれたの? 彼らの共通点って何なの? 謎も明らかになっていきます。そして、すでにシリーズ2作目の製作に入っているということは、この1作目が面白かった証でもある。もう事前情報はゼロで楽しめますから、むしろそっちのほうが楽しいですから、ハラハラドキドキしたいなーという人はぜひ!
命かかってます度 |
★★★★★
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セット凝ってます度 |
★★★★☆
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謎解き難しいです度 |
★★★☆☆
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監督
アダム・ロビテル
出演
テイラー・ラッセル
ローガン・ミラー
デボラ・アン・ウォール
ジェイ・エリス
タイラー・ラビーン
ニック・ドダーニ
ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン
配給
東京テアトル
2月28日(金)より4DX/2D同時公開! ヒューマントラストシネマ渋谷ほか
©2019 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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