CULTURE
お家ライフを充実させる今週のおすすめ映画 #07『フェリスはある朝突然に』
『フェリスはある朝突然に』
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今週も昔の名作からピックアップ! ご紹介するのは『フェリスはある朝突然に』。高校生を主人公にした青春映画は、もう数え切れないほど作られていて、十代の恋愛がテーマだったり、夢や目標に向かう姿を描いたり、ひとことで青春映画と言っても内容はいろいろです。『フェリスはある朝突然に』は、高校生活も残りわずかとなった17歳の少年少女のある一日の物語で、テーマとなるのは、いかに上手く学校をサボるか。
主人公のフェリス(マシュー・ブロデリック)は、学校では人気者で、家では両親から信頼されていますが、その好感度をうまく利用して学校をサボることが得意なんです。フェリスに見入ってしまうのは、ただ単にサボるのではなく、サボるための準備=大人たちを欺くために巧妙な仕掛けを用意したり、準備も楽しんでいること。そこが面白い。
この映画のなかで描かれる彼らの1日は、特別な1日として描かれるわけですが、なぜサボったのか──そこには、そういうのって青春でしか味わえないよね、という納得の理由、感動の理由も用意されている。34年前の映画であっても、時代は変わっても、変わらない青春があると思うのです。
フェリスが恋人と親友を誘って繰り出す先は、レストランや美術館、野球観戦をしてパレードに参加……なんて贅沢な1日の過ごし方なの!と羨ましくなりますし、今はもう大人になってしまった人たちは、もう少し肩の力を抜いて人生を楽しんでもいいのかもしれない、そんなヒントにもなるのではないでしょうか。
また、フェリスたちのサボりを快く思わない校長先生との攻防戦もコントのようで面白い。というのも、この映画の監督ジョン・ヒューズは『ホーム・アローン』シリーズで知られる監督。『ホーム・アローン』が好きな人は、きっとこの映画も楽しめるはずです。
エンドロール後もチェック度 |
★★★★★
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80年代音楽の弾け度 |
★★★★☆
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人生を楽しみたくなる度 |
★★★★☆
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監督
ジョン・ヒューズ
出演
マシュー・ブロデリック
ミア・サラ
アラン・ラック
Netflixにて配信中
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●ジョン・ヒューズ監督のほかの80年代青春映画もチェック!
『すてきな片想い』(1984年)
『ブレックファスト・クラブ』(1985年)
『プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角』(1986年)
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