CULTURE
本当の幸せを教えてくれる!『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』
『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』
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この映画は、“世界でいちばん貧しい大統領”という愛称で知られるホセ・ムヒカ、第40代ウルグアイ東方共和国前大統領・現上院議員のドキュメンタリー。彼の名を世に知らしめたのは2012年にブラジル・リオデジャネイロで開かれた国連会議でのスピーチでした。
「我々は、発展するためにこの地球上にやってきたのではありません。幸せになるためにやってきたのです。」
「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、かぎりなく多くを必要とし、もっともっとと欲しがることである。」
これはスピーチのほんの一部ですが、先進国の大量消費社会を痛烈に批判し、人類にとっての幸せとは何かを問いかけました。彼のスピーチは多くの言葉に翻訳され、日本ではその内容を子供向けに紹介した絵本「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(汐文社)が発売され、なんと50万部のベストセラーとなり、ムヒカブームに!
タイトルに「日本人へ」とあるのは、このドキュメンタリーは日本人によって作られた映画だからです。テレビ番組の取材として、大統領退任式直前というタイミングでムヒカ大統領の取材に向かった田部井一真監督はすっかりムヒカの虜となり、何とかしてムヒカを日本に呼びたい、取材したいと、絵本を出版している汐文社の協力を得て来日を実現させます。その来日風景ももちろん映し出されますが、日本にやってきたムヒカが何を思うのか、何を語るのか、そこに私たちが学ぶべきことがあるのです。
この映画は、ホセ・ムヒカとはどんな人物なのか──という彼の人生について語られるだけでなく、実は、日本と深い関係があったムヒカを通して、我々日本人はどうすれば幸せになれるのか、多くの気づきが詰まっている。
「人生で一番大事なことは成功することではない。歩むことだ。」
「君が何かを買うときお金で買っているのではない。お金を得るために費やした人生の時間で買っているのだ。」
たくさんのムヒカ語録はどれも心に留めておきたいものばかり。どうしたら幸せになれるのか、幸せとは何なのか、このドキュメンタリーに答えがあります。
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監督
田部井一真
企画・プロデュース
濱潤
プロデューサー
大島新
堀治樹
撮影
中島大樹
編集
大山幸樹
音楽
石﨑野乃
配給
KADOKAWA
© 2020「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」製作委員会
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