CULTURE
菅田将暉&有村架純共演のラブストーリー『花束みたいな恋をした』
『花束みたいな恋をした』
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こういうセリフ、こういうシチュエーション、一体どうやって生み出しているんだろう、恋愛映画を観ていて、その世界が、身体の中にすんなりと入り込んでくる瞬間、ありますよね。
菅田将暉と有村架純が共演する『花束みたいな恋をした』は、彼らが演じる21歳の麦(むぎ)と絹(きぬ)の出会いと、出会ってからの5年間の恋愛を描いていて、もちろん“その瞬間”が存在するのですが、人によっては、映画のほとんどのシーンにおいて「分かる!」とか「それ経験したことある!」とか、共感だらけかもしれません。
なぜ、そこまで自分ごとのように感じるのか──理由のひとつは脚本にあります。誰もがタイトルを知っている連続ドラマ「東京ラブストーリー」、若い世代からの支持も集まった「カルテット」など、人気ドラマを数多く手掛けてきた脚本家の坂元裕二が、若者へ贈るために映画として書き下ろしたのが『花束みたいな恋をした』。菅田将暉と有村架純は同い年、デビューも同時期、そんな2人が役柄とほぼ同世代の恋人を演じるというのもしっくりきます。
麦と絹は、とにかく好きなものが似ていて、映画のなかには彼らが好きな映画、小説、音楽、漫画のタイトル、ミュージシャン、小説家、芸人……具体的な名前がたくさん出てきます。同じ感性、同じ感覚、同じ趣味……同じ方向を見て同じ歩幅で歩いていたと思ったのに、学生から社会人となり、それぞれの環境が変化していくことで、変わってしまうこともある。どうしてこんなに自分と似ているの!と、しっくりぴったりくる存在であったのに、少しずつすれ違いも生まれてしまう。そんな切なさも含めた恋愛は、男性女性問わず共感してしまうはずです。
「変に特別扱いして、絹と麦を“映画の主人公”にするのではなく、そのへんに紛れているような普通の男女にしたかった。」(菅田)
「子供のような大人のような繊細な時期を麦と共に過ごしたことは、絹にとって一生心に残る恋愛になったと思う。」(有村)
これは、麦と絹を演じた菅田将暉さんと有村架純さんのコメントの一部ですが、映画を観ている私たちも、麦と絹の恋愛に自分自身の感情を重ねながら、自分にとっての“花束みたいな恋”とはどういう恋なのかを自然と考えてしまう、分かち合える、そんなラブストーリーです。
セリフがいい度 |
★★★★☆
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ほのぼの恋人度 |
★★★★☆
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色々おそろい度 |
★★★★☆
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出演
菅田将暉
有村架純
清原果耶
細田佳央太
オダギリジョー
戸田恵子
岩松了
小林薫
他
配給
東京テアトル、リトルモア
2021年1月29日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか、全国公開
©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
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