CULTURE
私も頑張りたい!と心を動かすミュージカル映画『イン・ザ・ハイツ』
『イン・ザ・ハイツ』
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気分を入れかえたい時、勇気を持って一歩踏み出したい時、悩みごとを乗り越えたい時──大小問わず自分自身のなかで変化を求めている時って、背中を押してくれる“何か”が必要だったりしますよね。今週ピックアップした『イン・ザ・ハイツ』は、その“何か”になってくれる映画です。
『イン・ザ・ハイツ』は、ブロードウェイ・ミュージカルの映画化。このミュージカルはトニー賞4冠(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)、グラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞しているので、感動作であることはお墨付き。さらに映画の感想として、アリアナ・グランデは「美しく完璧。」、ヒュー・ジャックマンは「圧倒された。演技もダンスも音楽も演出も驚くほど素晴らしい。」と絶賛。全米の名だたるマスコミはこぞって「今年、最も観たい映画」に挙げています。そこまで?と思う人もいるかもですが、観るとそれほど絶賛されるのも納得。夢を求めて奮闘する人々の姿、ワシントン・ハイツで暮らす人々の絆がとても生き生きと描かれています。
物語の舞台は、ニューヨークの片隅に取り残された街、ワシントン・ハイツ。実在する移民の街です。夏の夜に起こった大停電をきっかけに、故郷に帰る夢と恋に悩むウスナビ、デザイナーを夢みるヴァネッサ、仕事と恋を追い続けるベニー、名門大学への進学に悩むニーナ、4人の若者たちの運命が動き出します。
もちろん音楽と共に。ヒップホップからラテン、ポップス、ミュージカルナンバーに至るまで、様々なジャンルの音楽とダンスが次から次へと!たとえば、冒頭で描かれる500人を超える群衆ダンスは、何このワクワク感!と圧巻もの。また、ダンスや歌のシーンの代役はいっさい使っていないそうで、すべて俳優自身による実演。オーディションで選ばれた多様性に富んだキャスティングもいいんです。ちなみに、この映画の監督は大ヒットラブコメディ『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ。注目の監督作という意味でも見逃せません。
音楽度 |
★★★★★
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ダンス度 |
★★★★★
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ドラマ度 |
★★★★★
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監督
ジョン・M・チュウ
出演
アンソニー・ラモス
コーリー・ホーキンズ
レスリー・グレース
メリッサ・バレラ
オルガ・メレディス
ジミー・スミッツ
配給
ワーナー・ブラザース映画
7月30日(金) 全国ロードショー!
© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
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