CULTURE
林遣都と小松菜奈の初共演作!『恋する寄生虫』
『恋する寄生虫』
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恋は、身体のどこでするものなのか──。たとえば、この人のこと「好き」と判断するのは、頭(=脳)ですが、「好き」という気持ちが存在するのは、心(=心臓)というように、感情の所在がどこにあるのかという問いかけは、ラブストーリーにおいてとてもロマンチックな思考をもたらしてくれるものです。
林遣都と小松菜奈が共演の『恋する寄生虫』は、そんな恋という感情の所在を“虫”というキーワードを通して描いた、ファンタジックなのにリアル、切なくも美しいラブストーリー。
極度の潔癖症の高坂(林遣都)は、ある日バスの車内で気分が悪くなり、降車したところで失神。それを偶然に助けたのが、視線恐怖症の佐薙(小松菜奈)でした。そして数日後、高坂のもとに和泉(井浦新)という男が訪ねてきて、報酬50万で「少しの間、ガキの面倒をみてほしい」と奇妙な依頼をします。指定された場所へ行くと、そこにいたのは佐薙でした。
高坂と佐薙の偶然の出会いも、徐々に惹かれていくのも、普通なら「それは運命で、2人は恋に落ちた」という設定で物語は進んでいきますが、この映画の特徴は──そう、“虫”です。彼らの頭のなかには虫がいて、虫は生殖のために自分の宿主の脳に命じて他の宿主に近づくように仕向ける、それが恋の正体なのだと。恋という感情は虫の仕業なのだと。
自分自身のなかで生まれた感情は虫がコントロールしているかもしれない……その発想はとても奇抜で面白くもあり、いやいや有り得ないでしょ、とも言い切れないリアルさもある。
そんな少々風変わりなラブストーリーを託されたのは、CMやミュージックビデオを中心に、その世界のトップランナーとして活躍する柿本ケンサク監督。「虫=人間の心と捉えると、恋する寄生虫=恋する心の話になる」という解釈で描くラブストーリー、何この映像!?と一瞬で引き込まれる美しい世界観、めちゃくちゃ刺激的です!
林遣都と小松菜奈の演技が凄い度 |
★★★★★
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フタゴムシが気になる度 |
★★★★☆
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主題歌と13の劇伴もチェック度 |
★★★★☆
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監督
柿本ケンサク
出演
林遣都
小松菜奈
井浦新
石橋凌
配給
KADOKAWA
11月12日(金)全国ロードショー
©2021「恋する寄生虫」製作委員会
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