CULTURE
北村匠海が演じる恋の煌めきと苦悩『明け⽅の若者たち』
『明け⽅の若者たち』
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俳優・北村匠海の活躍はとどまることを知らないですね。音楽活動と並行しながら、今年はドラマ「にじいろカルテ」「ナイト・ドクター」に出演、映画は『砕け散るところを見せてあげる』『東京リベンジャーズ』、そして『明け方の若者たち』が公開。
数多くの作品に出ているということは、それだけ多くの役を演じてきているわけですが、今回ピックアップした『明け方の若者たち』で彼が演じる〈僕〉は、大学生から社会人へと環境が変わっていく若者のリアル、おそらく多くの人が共感する若者の感情を映し出していきます。
若者たちの等⾝⼤の⻘春&恋愛模様を映し出す前半の物語から、後半はある事実が明らかになり、明らかになることで、〈僕〉の煌めくような恋が別の感情をもたらす恋へと変わっていく。それもまたリアルで──。
今回、北村匠海のドキッとするシーンが登場します。ちょっと生々しいというか、とてもセクシーというか……。ああ、こんな彼も見たかったって思うのではないでしょうか。
この映画の原作はカツセマサヒコのデビュー小説、監督は松本花奈。監督のコメントにはこうありました。
「劇中で描かれている⼤学⽣から社会⼈にかけての5年間の中で、恋や仕事に〈僕〉が絶望する瞬間もたくさんあったかと思います。でもそういう時に独りではなく、彼⼥や尚⼈がいることで救われたことも多く映っている。観ていただいた⽅にも、そういった⼤切な存在を想っていただければ、うれしいです。」
23歳という、まさに〈僕〉の年齢と重なる世代の監督だからこそ、映し出せるものがあると思えるのです。
そして、見どころのひとつはタイトルにもなっている“明け方”のシーン。遊びでも仕事でも、夜中を通り過ぎて朝を迎える直前、空が白んでいくあの何ともいえない明け方に身を置く心地よさ。〈僕〉と同年代の人は今の自分を、かつて〈僕〉と同年代だった人は想い出のなかの自分を思い出し、切なさと爽快感を感じる。そんな青春恋愛映画です。
マカロニえんぴつの主題歌もいい度 |
★★★★☆
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北村匠海の自然体で等身大の演技度 |
★★★★☆
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明け方のマジックアワーの美しさ度 |
★★★★☆
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監督
松本花奈
出演
北村匠海 黒島結菜 井上祐貴
12月31日(金)全国ロードショ-
(C)カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
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