CULTURE
この監督&俳優の組み合わせもいい!『THE BATMAN -ザ・バットマン-』
『THE BATMAN -ザ・バットマン-』
今週のピックアップは『THE BATMAN -ザ・バットマン-』です。そもそもバットマンはDCコミックから生まれた架空のダークヒーロー。アニメもドラマも映画もいくつも映像化されてきました。2000年代に入ってからの代表的な作品で言うと──クリストファー・ノーラン監督、クリスチャン・ベール主演で製作された『ダークナイト』3部作。ベン・アフレックがバットマンを演じている『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を含む3作。バットマンと対極に位置づけられる悪役を主人公にした『ジョーカー』もありました。
となると、えっ!また映画化になったの?って思いますよね。思って当然なのですが……監督や脚本、俳優が変われば同じキャラクターであっても新しい映画として成立する。むしろ時代が変わるごとに映画化したいと思わせるって凄いこと。それだけ魅力的な題材という証でもあるわけです。
今回の監督は、マット・リーヴスです。映画の本数はそれほど多くはないですが、彼の初期の作品『クローバーフィールド/HAKAISHA』を観たとき、この人は追いかけなければならない監督だって思ったのをよく覚えています。
そんな彼が『猿の惑星: 創世記(ジェネシス)』シリーズに続いて“バットマン”を手がけるとなれば、期待しないわけにいかない。しかもバットマン(夜の顔)とブルース・ウェイン(昼の顔)を演じるのは、ロバート・パティンソンです。彼がですね、想像以上にいいのです。『トワイライト』シリーズのヴァンパイア役のイメージがついて回っていましたが、近年は『ライトハウス』や『TENET テネット』といった作品に出演。そして今回のバットマン役で、何!?この新しいロバート・パティンソン!こういう役もいけるのねって、凄くハマっていました。
ストーリーも少しだけ。舞台はもちろんゴッサム・シティ。両親を殺害された青年が復讐を誓い、悪と敵対する“バットマン”になって2年が過ぎた頃、知能犯リドリーによる連続殺人事件が起きます。リドリーを追うなかで、政府の陰謀やブルースにまつわる過去、ブルースの父親の罪などが明らかになっていきます。
最後に、バットマンってダークヒーローということもあって、ゴッサム・シティは夜が多い。そんな夜の街や闇の描き方がとても美しくて。しかもずっと雨が降っている。この映像美は大きなスクリーンでこそ堪能できるもの、ぜひゴッサム・シティの闇に呑み込まれてください。
ダーク度
★★★★☆
ヒーロー度
★★★★☆
敵の狂気度
★★★★☆
監督
マット・リーヴス
出演
キャスト:ロバート・パティンソン、コリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツ、ジョン・タトゥーロ、アンディ・サーキス、ジェフリー・ライトほか
配給
ワーナー・ブラザース映画
2022年3月11日全国公開
© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC
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