CULTURE
2014.03.28
『セインツ −約束の果て−』
真似したい! ルーニー・マーラのカントリーファッション |
監督 |
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たとえ悲劇的な愛の物語だとしても、観終わった後に「いい映画だったな……」と、心に深く染みわたる映画がある。『セインツ −約束の果て−』もそのひとつ。 以前「ガーリー映画特集」のなかで紹介した『俺たちに明日はない』の現代版とも言われるこの映画は、銀行強盗で暮らしてきたボブ(ケイシー・アフレック)とルース(ルーニー・マーラ)、そして彼らによって傷を負いながらもルースに想いを寄せて生きる保安官パトリック(ベン・フォスター)──簡単に言ってしまえば、三角関係のお話。けれど、『俺たちに明日はない』のボニーとクライドと大きく違うのは、ボブとルースに子供がいること。大人の愛、そして子供に注がれるもっと大きな愛が加わることで、本当の愛ってこういうことなのか? と考えさせられるというわけ。もちろん、それだけではなく、光と影を素晴らしく映し出した、まるで詩のような美しい映像もみどころ。 そして、ルースのファッション! 物語の舞台が1970年代のテキサスということで、ネルシャツやコットンスカート、シンプルでレトロなワンピース、ウェスタンブーツなど、カントリーファッションは要チェック。ファッション・アイコンとして注目のルーニー・マーラがそれらを纏うとこれまたお洒落で、参考にしたくなっちゃう!
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text rie shintani