CULTURE
2015.03.13
『博士と彼女のセオリー』
必見!アカデミー賞に輝くエディ・レッドメインの演技 |
監督 |
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もしも愛した人の余命があと2年だと宣告されたら、どう選択をして、どう生きるだろうか? 『博士と彼女のセオリー』は、大学在学中に徐々に筋肉が萎縮していく運動ニューロン疾患(ASL)を患ったスティーヴン(エディ・レッドメイン)、彼と恋に落ちるジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)、この2人の長きにわたる愛を描いた感動の物語。 何に感動するかって、車椅子の天才物理学者として知られるスティーヴン・ホーキング博士は、余命2年と言われながらも10年、20年……と生き抜いていること。身体が動かなくなるのに研究はどんどん進んでいく、その生命力と情熱に感動するんです。そんな彼の半生をみごと表現してみせたエディ・レッドメインはアカデミー賞主演男優賞を受賞。彼の演技はもちろん見どころです。 そして、多くの女性が共感するのはおそらくジェーンの姿。どんなに苦しくても辛くてもスティーヴンを愛し、彼をサポートし続けた彼女の深い愛と、愛しているけれど抱いてしまう複雑な感情──恋から愛へ、家族愛へ、そしてさらなる愛へ、こういう愛の形もあるんだと気づかされるはずです。
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text : rie shintani