CULTURE
『パレードへようこそ』
この映画は人との本当の繫がりかたを教えてくれる! |

監督
マシュー・ウォーチャス
製作
デビッド・リビングストン
制作総指揮
キャメロン・マクラッケン
クリスティーン・ランガン
ジェームズ・クレイトン
出演
ビル・ナイ
イメルダ・スタウントン
ドミニク・ウェスト
パディ・コンシダイン
ジョージ・マッケイ
配給
セテラ・インターナショナル
www.cetera.co.jp/pride/
4月4日シネスイッチ銀座ほか
全国順次公開
© PATHE PRODUCTIONS LIMITED. BRITISH BROADCASTING CORPORATION AND THE BRITISH FILM INSTITUTE 2014. ALL RIGHTS RESERVED.
|
敵対する者同士がドタバタ騒動を経てわかり合う、心通わせていく、というよくあるテーマではあるもののこの『パレードへようこそ』が興味深いのは、よくあるテーマだけれど滅多にない実話をもとにしていることです。
舞台は1984年の荒れるイギリス。物語は炭鉱閉鎖に抗議する炭鉱労働者とその家族を支援したいと、LGSM(炭鉱夫支援レズビアン&ゲイ会)が募金活動するところから始まります。何の接点もなさそうに見えますがどちらもサッチャー政権に抗議。働く権利、レズビアンとゲイの権利を訴えている、怒りの矛先が一緒という接点があるんです。…が、レズビアン&ゲイの支援なんていらないと、彼らの存在を認めない人たちもいるわけで。認める者と認めない者たちの人間ドラマがとてもユニークに描かれていきます。
固定概念で人や物事を判断しない、したくないという大切な気づきを与えてくれる映画、大事なことを忘れかけたときに思い出しては勇気を与えてくれる映画、心を満たしてくれるあったかい映画です。そして、80年代のロンドンの街並だけでなくファッションも80年代を再現。レトロ感あふれるファッションも必見です。
80年代ファッションのお洒落度 |
★★★★☆ |
炭鉱夫の妻たちのパワーが凄い度 |
★★★☆☆ |
80年代のUKヒット曲でノリノリ度 |
★★★☆☆ |
|
RECOMMEND
メロウでポップ、だけど踊れる、Para One流のダンス・アルバム
最先端アートを目で感じよう! 日本の若手フォトグラファーによる写真展
2016年6月号掲載 ED_LETTER vol.108『vicarious』
CULTURE NEWS
SHINING STAR☆ お星様モチーフのスウィーツを召し上がれ –韓国HOT NEWS 『COKOREA MANIA』 vol.445
ハイエースが広げる未来とカルチャーの可能性 髙橋海人とKAITAの夢が走り出す
もっと自由に生きていい『ケナは韓国が嫌いで』