CULTURE
2016.05.09
『ヒーローマニア 生活』
あの小松菜奈がヘタレで○○マニアなヒーローに!? | |||||||
ヒーロー映画というとアメコミの実写化など、生まれ持った特殊能力や何かのきっかけ力を手にした主人公たちが世界を救うために悪と戦う! という構図が一般的。でも、『ヒーローマニア 生活』はめちゃくちゃヘタレな主人公が、これまたヘタレな仲間たちと出会い、自分たちの住む街の悪を成敗していく、ごくごく普通の人たちがヒーローになる、ヒーローとは何かに気づくお話。……というと、映画『キック・アス』を思い浮かべる人もいるかもしれないですが、この映画の原作漫画「生活」(福満しげゆき)は映画『キック・アス』よりも以前に描かれているんです! で、どんな映画なのか──。 舞台はさびれた地方都市・堂堂市。うつうつとした日々を送る元サラリーマンの“妄想フリーター”中津(東出昌大)はある日、“ニートの下着ドロボー”土志田(窪田正孝)と出会い、ヒーローになることを思いつく。さらに、昼はサラリーマン夜は“カナヅチ通り魔”として悪を成敗している日下(片岡鶴太郎)と、女子高生にして“情報屋”のカオリ(小松菜奈)が加わって、チーム“吊るし魔”として街のヒーローになっていきます。ところが、そこに元サラリーマンのホームレス宇野(船越英一郎)が参加し、吊るし魔から企業“ともしび総合警備保障”として急成長することで、何が正義なのか? 自分たちがやっていることは本当に正義なのか? 疑問が浮かんできて……。 アクションあり、青春あり、世代を超えた絆あり、親子愛あり、そしてちょっとだけラブあり!? こんなヒーロー映画が観たかった! と思える、笑えるのに泣ける、泣けるのに爽快な新しいヒーロー映画です。
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原作 福満しげゆき 「生活【完全版】」 (モーニングKCDX/講談社刊) 監督 豊島圭介 脚本 継田淳 出演 東出昌大 窪田正孝 小松菜奈 山崎静代(南海キャンディーズ) 船越英一郎 片岡鶴太郎 配給 東映 日活 2016年5月7日(土)全国ロードショー ©福満しげゆき/講談社 ©映画「ヒーローマニア-生活-」製作委員会 |
text rie shintani