CULTURE
2016.06.17
『10 クローバーフィールド・レーン』
謎だらけだけど面白い! J.J.が仕掛けるパニック映画 | |||||||
余計な情報を入れずに観た方が面白い映画、情報を入れてしまうとせっかくの驚きが半減してしまう映画があって、『10 クローバーフィールド・レーン』は確実のその手の映画です。 この映画の製作はJ.J.エイブラムス。タイトルのなかに“クローバーフィールド”とあるので、J.J.が8年前に製作した『クローバーフィールド/HAKAISHA』と何か関係があるんじゃないか? と思って当然です。J.J.も「同じDNAを持ち、特別な繫がりを持つ作品集の一編である」と言っています。……が、『クローバーフィールド/HAKAISHA』を観ていないから楽しめないことは全然なくて、前後してもOK。ただ、両方観たとしてもハッキリとした明確な答えが提示されるわけではなく、こうなんじゃないか? ああなんじゃないか? と語ることの楽しみのある映画です。でも、これが答えなんじゃないかと思われるヒントは映画のなかにたくさん散りばめられているので──ある日、地球に何かしらの異変が起き、目を覚ましたらシェルターのなかにいた、というヒロインのミシェルと同じ目線で楽しむのがベストです。 ミシェル役はメアリー・エリザベス・ウィンステッド。ホラー映画によく出ていることからスクリーム・クイーンとも言われている女優さん(めちゃくちゃ可愛い!)。彼女が気になったらホラー・サスペンス『ファイナル・デッドコースター』もおすすめです。
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監督 ダン・トラクテンバーグ 製作 J・J・エイブラムス リンジー・ポールソン・ウェバー 脚本 ジョシュ・キャンベル&マット・ストゥーケン デイミアン・チャゼル 出演 メアリー・エリザベス・ウィンステッド ジョン・グッドマン ジョン・ギャラガー・Jr. 配給 東和ピクチャーズ 6月17日(金)より全国順次ロードショー! ©2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. |
text rie shintani