CULTURE
2016.07.01
『ブルックリン』
映画界の新たなイットガール、シアーシャ・ローナン主演作! | |||||||
新しい学校、新しい職場、新しい街……新しく何かをスタートさせるときは、自分にはどんな未来が待っているのだろうと、希望や期待に満ちています。一方で、知らないことに戸惑い、慣れ親しんだ場所を懐かしみ不安にもなる。本年度のアカデミー賞で、作品賞・主演女優賞・脚色賞にノミネートされ話題になった『ブルックリン』は、故郷アイルランドから新天地アメリカに渡った主人公エイリシュ(シアーシャ・ローナン)が、自分らしい生き方とは何なのか? 人生の“選択”について描いた感動作です。 夢と希望を抱いてアメリカに渡り、ホームシックになりながらも少しずつ仕事にも慣れ、恋人もでき、ブルックリンでの生活が落ち着きかけた頃、エイリシュはある出来事をきっかけに再びアイルランドに戻ることになります。自分が本当にいるべき場所は故郷アイルランドなのか、それともブルックリンでの新しい生活なのか。また、それぞれの街で出会う男性との恋にゆれ動き、エイリシュは最後にどんな決断をするのか──。 人生は選択の連続、決断の連続です。この映画は壮大なラブストーリーが描かれるわけでも人が経験しないような波瀾万丈な出来事が描かれるわけではないですが、エイリシュはああいう決断をしたけれど、自分だったらどうするだろうかと、自分自身に置き換えられるからドラマチック。そして、エイリシュを通して何かを選択するときに自分にとって決め手となるものは何なのかが見えてくる。女性を一歩前へ成長させてくれる映画です。
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監督 ジョン・クローリー 脚本 ニック・ホーンビィ 原作 コルム・トビーン 出演 シアーシャ・ローナン ドーナル・グリーソン エモリー・コーエン ジム・ブロードベント ジュリー・ウォルターズ 配給 20世紀フォックス映画 7月1日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー 【アイルランド=イギリス=カナダ合作】 ©2015 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved. |
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