CULTURE
2017.02.24
クラシカルで新しい!こういうミュージカルを待っていた 映画『ラ・ラ・ランド』
『ラ・ラ・ランド』 | |||||||
夢に向かって頑張ることも、恋に落ちて好きな人と人生を歩むことも、どちらも素敵なことだけれど、両方を手にするのは難しいのだろうか。そんな誰もが共感できる夢と恋をテーマに、歌とダンスと音楽をたっぷり見せてくれるミュージカル・ラブストーリー『ラ・ラ・ランド』。ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を含め史上最多7部門を受賞。間もなく発表となるアカデミー賞も13部門14ノミネートの大注目作だ。
売れないジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)と女優志望のミア(エマ・ストーン)が偶然に出会い、恋に落ち、互いの夢を叶えようと頑張り、葛藤し、幸せを探していく──。ライアン・ゴズリングのジャズピアノ演奏にしびれ、エマ・ストーンの歌声に驚かされ、ダンスシーンは一緒に踊りたくなるほど楽しい気分にさせてくれる。 『セッション』で一躍有名になったデイミアン・チャゼル監督の長編第2作目だが、この『ラ・ラ・ランド』の面白さは、チャゼル監督が好きだという『雨に唄えば』『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』などのクラシック映画の良さを取り入れつつも、描かれる物語の舞台は現代のロサンゼルス、ハリウッド。昔と今、両方の良いところを組み合わせていることは意外にも新しい試み。歌、音楽、ダンス、物語、そのすべてがオリジナルであることも見どころだ。
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監督・脚本 デイミアン・チャゼル 出演 ライアン・ゴズリング エマ・ストーン J・K・シモンズ 提供 ポニーキャニオン ギャガ 配給 ギャガ ポニーキャニオン 2017年2月24日(金) TOHOシネマズ みゆき座他全国ロードショー © 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND.Photo courtesy of Lionsgate. |
TEXT RIE SHINTANI