CULTURE
人生に必要なのはこういうユーモア! 『ありがとう、トニ・エルドマン』
『ありがとう、トニ・エルドマン』
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突然ですが女子のみなさん、お父さんとの仲はいいですか? 子供の頃は仲良しだったのに、気づくとお父さんとの間に距離ができていた、会話が少なくなった、気まずくなってしまった……という人、多いと思います。
今回ピックアップした『ありがとう、トニ・エルドマン』は、父と娘のヒューマン・コメディ。人を驚かすことが大好きな父・ヴィンフリート(ペーター・ジモニシェック)とコンサルタント会社でバリバリ働く娘・イネス(ザンドラ・ヒュラー)、あまり上手くいっていなかった父と娘との距離を描いています。米アカデミー賞外国語映画賞ノミネートをはじめ数多くの映画賞を受賞。引退表明していたジャック・ニコルソンがこの映画に惚れ込み、引退を撤回してハリウッド・リメイクもすすんでいます。
物語は、仕事に追われている娘を心配した父親が娘を訪ねて行く、何気ない日常を切り取っていきます。何が面白いかって、父・ヴィンフリートの現れ方。ダサいスーツ、変なカツラ、変な入れ歯で、架空の人物“トニ・エルドマン”になって現れる。しかも神出鬼没。娘からしてみたら、何やってるの? 迷惑なんですけど! という感情が湧いてきて当たり前。でも、“トニ・エルドマン”=父親の本当の気持ちを知って……。映画を観た人もきっと「ありがとう」と言いたくなる感動作です。
トニのやさしさ度 |
★★★★★ |
トニのユーモア度 |
★★★★☆ |
トニのサプライズ度 |
★★★★☆ |
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監督
マーレン・アデ
製作
ヤニーネ・ヤツコフスキー
ヨナス・ドルンバッハ
マーレン・アデ
ミヒェル・メルクト
出演
ペーター・ジモニシェック
ザンドラ・ヒュラー
ミヒャエル・ヴィッテンボルン
トーマス・ロイブル
トリスタン・ピュッター
配給
ビターズ・エンド
2017年6月24日(土)より、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか、全国順次ロードショー!
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