CULTURE
2017.08.25
美しくて愛しい、ジム・ジャームッシュの詩的世界『パターソン』
『パターソン』 | |||||||
ジム・ジャームッシュ監督の4年ぶりの最新作『パターソン』は、観る前よりも観た後の日常が美しく見える、愛しく思える、幸せな気づきを与えてくれる映画だ。監督の言葉──“『パターソン』はディテールやバリエーション、日々のやりとりに内在する詩を賛美し、ダークでやたらとドラマチックな映画、あるいはアクション志向の作品に対する一種の解毒剤となることを意図している。本作品は、ただ過ぎ去っていくのを眺める映画である”──この言葉からも分かるように、パターソンという名の男の7日間の日常を淡々と映し出していく。それがとても美しい。
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監督・脚本 ジム・ジャームッシュ 製作 ジョシュア・アストラカン カーター・ローガン 製作総指揮 ロン・ボスマン 出演 アダム・ドライバー ゴルシフテ・ファラハニ 永瀬正敏 バリー・シャバカ・ヘンリー クリフ・スミス チャステン・ハーモン ウィリアム・ジャクソン・ハーパー 提供 バップ ロングライド 配給 ロングライド 2017年8月26日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町/ヒューマントラストシネマ渋谷/新宿武蔵野館ほか全国順次公開 Photo by MARY CYBULSKI ©2016 Inkjet Inc. All Lights Reserved. |
TEXT RIE SHINTANI