CULTURE
大切なことに気づかせてくれる映画『ワンダー 君は太陽』
『ワンダー 君は太陽』
|
すべての人がこの映画を見たら、世界から争いごとは消えるんじゃないか──というのは少し大袈裟かもしれないけれど、それくらいこの『ワンダー 君は太陽』には、人を変える力があると思う。
主人公は10歳の少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)。遺伝子疾患で頭蓋顔面異常を持って生まれ、27回も手術を受けたせいで一度も学校へ通ったことはなく、自宅学習を続けてきた男の子だ。宇宙飛行士のヘルメットをかぶって顔を隠して生活している。そんなオギーを心配する母イザベル(ジュリア・ロバーツ)は5年生からオギーを学校へ通わせることを決意する。最初は、オギーの顔を見て近づこうとしなかった生徒たちだが、ある出来事をきっかけに友だちが1人でき、また1人、もう1人、生徒たちはオギーの頭の回転がはやいところやユーモアがあるところに惹かれ、どんどん友だちが増えていくけれど……。
もしもオギーとばったり街で会ったら自分はどんな行動に出るのだろうか? 映画を見ながら誰もが、人に優しくすること、人を思いやることについて考えるだろう。そして、偏見を持たないとか、いじわるしないとか、相手の立場で考えてみるとか、大切なことなのについ忘れがちなことに気づかせてくれる。この映画は、優しさと思いやりと愛でできている。
家族愛度 |
★★★★★ |
友情度 |
★★★★★ |
ユーモア度 |
★★★★☆ |
|
原作
『Wonder』
原作:R・J・パラシオ
『ワンダー』
ほるぷ出版刊
脚本・監督
スティーヴン・チョボスキー
製作
トッド・リーバーマン
デヴィッド・ホバーマン
出演
ジュリア・ロバーツ
オーウェン・ウィルソン
ジェイコブ・トレンブレイ
配給
キノフィルムズ
2018年6月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
© Motion Picture Artwork © 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
|
RECOMMEND
絶望と希望を同時に感じる、伝えたくなる映画『世界の終わりから』
人気俳優と美しいサーファー少年の共演『ブレス あの波の向こうへ』
ファッション&音楽のカルチャーが交差するマンスリーイベント「THE FIRST MONDAY」が8/7にCircus Tokyoにて開催
CULTURE NEWS
不思議な記憶の先にある温かな感情『花まんま』
桜をあま〜いスウィーツでも楽しみたい♡ 韓国で大人気の桜スウィーツが食べられるカフェ特集!–韓国HOT NEWS 『COKOREA MANIA』 vol.450
髙石あかりの演じる大学生に伝説の元殺し屋が取り憑いた!?『ゴーストキラー』