CULTURE
まさに映画の旅!『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』
『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』
|
物心ついた頃から現在に至るまで、どのくらいの数の映画を観てきたか、数えたことあるでしょうか。今回ピックアップしたドキュメンタリー『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』のマーク・カズンズ監督が、これまでの人生で観賞した総本数は、なんと1万6千作品! スゴい数です。
このマーク・カズンズ監督は何者かというと──ドキュメンタリー監督としては20年以上のキャリア、映画に関する著書も多数、ほかにもイギリスの映画解説番組でMCをしたり映画祭のプログラマーを担当したり……どう切り取っても映画オタクです。
そんな彼が、映画を取り巻く環境や表現手法が劇的に変わった2010~2021年の11年間にスポットをあて、その間に公開した映画と、その映画と絡めた昔の映画など、トータル111本を紹介していきます。
何が面白いかって、111本の選択基準が独特であるということ。たとえば、冒頭で紹介される『ジョーカー』と『アナと雪の女王』に共通するワードは“解放”であるように、ホラー映画、アクション映画、コメディ映画というような、単純な括りではなく、そういう見方もあるのね!そういう共通点があるのね!と発見がある。そういう繋がりがあるならこっちの作品も観てみようかしら!と刺激がある。日本未公開の映画も含まれるので、世界の映画についても学べるのです。
映画のドキュメンタリーというと、映画に詳しくないと面白くないんじゃないかと思いがちですが、111本ぜんぶ未鑑賞だったとしても楽しめる。むしろ111本すべて観たくなる。そんな167分の映画の旅、してみたくないですか。
ちなみに、このコーナーで過去に紹介した映画──『ジョーカー』『アナと雪の女王』『ブックスマート』『ベイビー・ドライバー』『ムーンライト』『フランク』『アス』『パラサイト』『ボーダー 二つの世界』も111本のなかに入っているので、観たことがある映画は、より興味深く楽しめるはずです!
映画への興味が深まる度 |
★★★★☆
|
111本全部観たくなる度 |
★★★★☆
|
映画の変化&進化が分かる度 |
★★★★☆
|
|
原題
The Story of Film : A New Generation
監督&ナレーション
マイク・カズンズ
配給
JAIHO
6月10日(金)全国ロードショー
©️Story of Film Ltd 2020
|
RECOMMEND
芸術の秋はカフェで楽しんで♡ 今行きたい韓国のアーティなitカフェをリサーチ–韓国HOT NEWS 『COKOREA MANIA』 vol.62
『プラダを着た悪魔』の監督が贈る心あたたまる感動作! 『素晴らしきかな、人生』
命懸けで世界へ発信した記録『マリウポリの20日間』
CULTURE NEWS
国内最大級のヒップホップフェスティバル『POP YOURS』が 幕張メッセにて開催決定!
ペアで撮影したい韓国の最新フォトブースがかわいすぎる♡–韓国HOT NEWS 『COKOREA MANIA』 vol.438
坂東龍汰の繊細な演技が光る『君の忘れ方』