CULTURE
2013.12.25
『ミトン+こねこのミーシャ』
こころをあったかくするロシア・アニメーション |
『レター』 『迷子のブヌーチカ 』 『こねこのミーシャ』
監督 |
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泣きたいときは感動のヒューマン系、笑いたいときは抱腹絶倒のコメディ、ドキドキしたいときはラ
ブストーリーというように、そのときによって映画を選ぶこともあるけれど、冬の季節は心も体も
あったかくなれる映画を観たくなる! そんな寒い冬におすすめなのは、ロシアの人形アニメーシ
ョン。……と聞いてまっさきに『チェブラーシカ』を思い出す人も多い? でも、生みの親であるロ
マン・カチャーノフの作品はそれだけじゃない! 『チェブラーシカ』よりも以前に作られた珠玉の4作を知ってる? 『ミトン』は子犬を飼いたいけ ど飼えない女の子、『レター』は船乗りのお父さんからの手紙がこなくなって心配する男の子、『迷 子のブヌーチカ』は迷子になったいたずら好きの女の子、そして『こねこのミーシャ』はいままで住 んでいたお家をなくした子猫を描いたお話。どれもちょっぴり悲しさや困ったことがあるけれど、そ ういう気持ちがあるからこそ、あったかさが伝わってくる、あったかさ が染みてくる。 しかも、『こねこのミーシャ』と『迷子のブヌーチカ』は日本初公開。“あったかい”映画を劇場の 大きなスクリーンで観ると、まるで自分が絵本のなかに入ったような、キャラクターのひとりにな ったような、そんなファンタジーも味わえちゃう!
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text rie shintani