CULTURE
2014.02.18
17歳のポップ・センセーション! Lordeは新時代のオルタナティヴ・クイーン
今アメリカで、「世代の声」と騒がれている17歳の女の子がいる。女優のChloe Grace MoretzもAshley Bensonも、この前紹介したモデル/シンガーのSky Ferreiraも、彼女の大ファン。もしかしたら、もう知っている人も多いかも。彼女の名前はLorde(ロード)。ニュージーランドからやってきた、今年を代表するポップ・センセーションだ。 彼女のシングル“Royals”は全米チャート9週連続1位を獲得。1月末に発表されたグラミー賞では、年間最優秀楽曲賞を史上最年少で受賞する快挙まで成し遂げた。でも、なんでLordeはそんなにすごいの? その理由は、やっぱり“Royals”にある。下のMVは日本語字幕付きだから、まずは歌詞を読みながら聴いてみて。 この曲の中で、Lordeは軽薄なセレブリティ・ライフに疑問を投げかける。「ホテルの部屋をめちゃくちゃにした」とか、「ジェット機とかリゾート島」とか、そういったゴージャスな暮らしよりも大切なものがあるんじゃないの? って。そう、ニュージーランドの郊外に暮らす17歳の自分は、身の丈に合わない暮らしを夢見たりしない。だって、今の自分の毎日のなかにも、楽しくてかけがえのない瞬間がたくさんあるから――そんな彼女のメッセージは、同世代の女の子を中心に、世界中を熱狂させた。 まさに彼女は新時代のオルタナティヴ・クイーン。“Royals”も収録されている『Pure Heroine』は日本でも2月19日にリリースされるから絶対に注目! James Blake / Retrograde 幅広い音楽の趣味を持つLordeは、その音楽性も普通のポップ・スターと一味違う。アンダーグラウンドなクラブ・ミュージックの大ファンでもある彼女は、James Blakeが大好き。ライヴではこの曲をカヴァーしたこともある。 Kendrick Lamar / Bitch, Don't Kill My Vibe Lordeはカッティング・エッジなヒップホップにも目がない。中でも、新世代ラッパーの代表格、Kendrick Lamarがお気に入り。 Miley Cyrus / Wrecking Ball もちろんLordeはポップも愛している。「トップ40に入っている曲は何でも聴いてる」って言うほど。だから、このMiley Cyrusのヒット曲も好きみたい。 |
Lorde -『PURE HEROINE』 2月19日 (水) 日本先行発売 ¥2,300 tracklist 01. Tennis Court 02.400 Lux 03. Royals 04. Ribs 05. Buzzcut Season 06. Team 07. Glory And Gore 08. Still Sane 09. White Teeth Teens 10. A World Alone bonus track 11. Bravado 12. Swingin Party 13. Bravado (Fffrrannno Remix) |
text yoshiharu kobayashi / the sign magazine