CULTURE
2009.04.28
夏フェスでみんなを虜にしそうな、Jungle By Nightのモダンなジャズ・ファンク
GWあたりを皮切りに、今年も本格的なフェス・シーズンがスタート! フェスの魅力と言っても様々だけど、そのひとつはこれまでチェックしていなかった音楽との素敵な出会いがあること。オランダはアムステルダムの9人組=Jungle By Night(ジャングル・バイ・ナイト)は、もしかしたら、そんな「今夏の素敵な出会い」として多くの人に記憶されるバンドになるかもしれない。
Jungle By Nightが得意とするのは、エチオピアやアフリカの音楽に影響を受けたジャズ・ファンク。と言っても、変に堅苦しく考えなくても大丈夫。20代前半から中盤のメンバーで構成された彼らは、柔軟な感性でヒップホップやロックも取り入れて、そのサウンドを幅広いリスナーに届くものへと変換している。このたび発表された三作目『The Hunt』は、そんな彼らの音楽的な多様性がいちばん上手く表現されたアルバム。例えばNYLON.JP5月のおすすめトラックにもなっている“Ethiopino”は、基本はエチオピアン・ジャズだけど、そのビートにヒップホップ以降の感性が感じられるはず。 そして、このアルバムの発表とほぼ同時に、彼らはフジロック・フェスティバルの初出演が決定! ワールド・ミュージックのセレクトにも定評があるフジロックだから、Jungle By Nightの舞台にはぴったりだ。ライヴでも評価が高い彼らのこと、きっとそのモダンでエスニックでファンキーなサウンドで、たくさんのオーディエンスを虜にしてしまうに違いない。 Mulatu Astake / The Way To Nice 西洋のジャズと伝統的なエチオピア音楽を融合させた「エチオピアン・ジャズ」の巨匠。もちろんJBNに与えた影響は大。 Fela Kuti & Africa 70 / Zombie こちらもJBNへの影響が絶大と言えるアフロ・ビートのパイオニア。アフロ・ビートとは、伝統的なアフリカ音楽にジャズやソウルやレゲエを融合させたもの。 Hot 8 Brass Band / Ghost Town モダンなジャズ/ファンクで話題→フジロック出演、というルートを辿ったバンドと言えば、思い出されるのが、このニュー・オリンズの8人組。これは英国の2トーン・バンド、スペシャルズのカヴァー! |
JUNGLEBYNIGHT-『THEHUNT』 2014/4/23(水)発売 FUJIROCK FESTIVAL ‘14 出演決定!!! tracklist 01. Empire 02. The Move 03. Desdemona 04. Tasmatica 05. Jakten 06. Piranha 07. Weapon 08. Attila 09. Hannoman 10. Cherokee 11. To Sugar A Dream 12. Oyoge! Taiyaki-Kun |
text ayako ueno