CULTURE
2014.05.28
Afrojack のデビュー作は、EDMの魅力を高純度で詰め込んだ超キャッチーなダンス・ポップ
EDM界のセレブ・スター、Afrojackの華麗なるプロフィールは、目も眩むほどにすごい。あのDavid Guettaに見い出された現在26歳のオランダ人青年は、Guettaと共作したMadonnaのリミックスでグラミー賞を受賞。2013年にはフォーブズ誌の「DJ年収ランキング」で第7位に選出され(その額なんと1700万ドル!)、ハリウッドのウォーク・オブ・フェイムにはスターの証として手形を残している。さらには、Paris Hiltonと恋仲にあるというゴシップ・ネタで世間を騒がせたというオマケつきだ。
そんなAfrojackの魅力は、スタジアム級の会場を揺るがすド派手なサウンドと、超キャッチーなヴォーカルの融合。ポップスとしてのポテンシャルと、「巨大フェスを盛り上げるダンス・ミュージック」としての機能を併せ持つのはEDMの必須条件だけれど、彼の音楽はそれを高純度で実現している。 そして、Chris Brown、Sting、Snoop Doggなど豪華ゲストが多数参加した彼のファースト・アルバム『Forget The World』には、そんなAfrojackらしさがぎっしり。アルバムの一曲目に収録されている“Ten Feet Tall”をGuettaと一緒にウルトラ・フェスティヴァルでプレイした時の映像を見れば、大会場で彼の音楽が生み出すカタルシスのが感じられるのでは? 5月30日(金)には、新木場ageHaで来日公演も開催。EDMで思いきり弾けたい人は要チェック! Disclosure / F For You ft. Mary J. Blige 海外ではファン層がハッキリわかれているけど、先日の彼らの来日公演にはEDMのファンもたくさん来ているみたいだった。日本だと垣根なく楽しむ人も多い? Snoop Dogg / Who I Am 『Forget The World』の豪華ゲスト陣の中でもChris Brownは知っていても、SnoopやStingを知らない人は多いかも。Snoopは、今やヘッドホン長者のDr. Dreとのタッグで、90年代からビッグ・ヒットを飛ばしてきた西海岸ヒップホップのトップ・スター。 Sting / Englishman In New York StingはThe PoliceのフロントマンとしてUKパンクの時代に活躍し、その後ソロとしては成熟した大人のサウンドで広く支持を集めてきた。 |
AFROJACK -『FORGET THE WORLD』 ¥2,200円(税抜) 2014/5/21 発売 tracklist 01. Ten Feet Tall 02. Illuminate 03. Born To Run 04. Freedom 05. The Spark 06. Dynamite 07. Too Wild 08. Three Strikes 09. Catch Tomorrow 10. We'll Be Ok 11. Mexico 12. Keep Our Love Alive <日本盤&海外デラックスエディション共通ボーナストラック> 13. Faded 14. As Your Friend 15. Do Or Die(Remix) 16. Sovereign Light Cafe(Remix) <日本盤ボーナストラック> 17. The Spark(feat. Spree Wilson) |
text yoshiharu kobayashi / the sign magazine