CULTURE
この挑戦に満ちた磯村勇斗は見ておくべき!『ビリーバーズ』
この挑戦に満ちた磯村勇斗は見ておくべき!『ビリーバーズ』
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その映画を「観てみたい」と思う理由は、いろいろです。超大作だから、自分の好きな俳優が出ているから、ストーリーが面白そうだから……人それぞれ、いろいろ。なかには、具体的な理由はないけれど好奇心を刺激されるような、怖いもの見たさから「観てみたい」と思うものもあります。
今週、ピックアップした『ビリーバーズ』は、いくつもの「観てみたい」という項目にチェックが入る映画です。
ひとつ挙げるとしたら、磯村勇斗さん。『今日から俺は!!』『きのう何食べた?』『東京リベンジャーズ』など、話題作に出演が続く彼にとって、この『ビリーバーズ』は記念すべき初主演作。彼の主演作だから……という理由で観る人も多いでしょうし、どんな磯村勇斗が見られるんだろうと、期待も大きいと思います。──が、その先に待っているのは「何なんだ、この映画は!?」という未知なる領域。いい意味で「こんな磯村勇斗が見られるなんて!」という、衝撃の連続を味わうことになるのです。
というのも、この映画の原作は、カルト的な宗教団体をモチーフに、純粋な信仰心と抑えきれない欲望を描いた問題作の映画化。
とある無人島で共同生活を送る〈オペレーター〉〈議長〉〈副議長〉と呼ばれる3人の男女。お揃いのTシャツを着て、毎日決められたプログラムをこなすのですが、それはすべて己の性欲、過度な食欲、物欲と言った俗世の汚れを払い落とすための訓練であり修行であり実験でもある。
一体、自分は何を見せられているんだ?と、最初はバカバカしくも見えるのですが、物語が進むにつれて、彼らはなぜその団体に所属しているのか、プログラムの先に何があるのか、興味が湧いてきてしまう。怖いもの見たさの興味がどんどん膨らんでいくのです。そして、性描写も含めて、想像以上にチャレンジングな映画です。
主演の磯村勇斗、共演の北村優衣、宇野祥平、この3人の組み合わせもいい!ぶっ飛んだ設定のなかで、無人島という何もない空間で、あれだけの芝居と絡みをみせてくれる、俳優の芝居力を目の当たりにします。演じる側も、観る側も、「挑戦」という言葉が似合う、挑戦し甲斐のある、何とも強烈な映画なのです。
挑戦度 |
★★★★★
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衝撃度 |
★★★★☆
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理解不能度 |
★★★★☆
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原作
#山本直樹(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
監督・脚本
城定秀夫
出演
磯村勇斗
北村優衣
宇野祥平
毎熊克哉
山本直樹
配給
クロックワークス+SPOTTED PRODUCTIONS
7月8日(金)全国ロードショー
© 山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会
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