CULTURE
伊坂幸太郎の原作をブラッド・ピット主演で映画化!『ブレット・トレイン
『ブレット・トレイン』
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伊坂幸太郎の小説の映画化。もうそれだけで観てみたい!と思う人、多いのではないでしょうか。もともと彼の小説が好きという人もいれば、『アヒルと鴨のコインロッカー』『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』などの映画化作品が伊坂作品の入口になった人もいると思います。
今回ピックアップした『ブレット・トレイン』は、伊坂幸太郎の小説〈殺し屋シリーズ〉の第二作「マリアビートル」の映画化で、主演はブラッド・ピット!物語の舞台は日本、「観てみたい」条件が揃ってしまっているのです。
ブラッド・ピットが演じるのは、運の悪い殺し屋レディバグ。彼が久々に引き受けた仕事は、とても簡単な仕事のはずでした。東京発・京都行の超高速列車でブリーフケースを盗み、次の駅で降りること。観ている側はこう思うはずです。殺し屋に舞い込んだ仕事なのだから、簡単な仕事の裏にはきっと何かあるはずだと──。
はい、次の駅・品川で降りることはあっさり阻止されて、レディバグは身に覚えのない殺し屋たちに命を狙われることに……。
ブリーフケースの中身は何なのか、なぜレディバグは命を狙われているのか、乗り合わせた10人の殺し屋たちは何者なのか、徐々にその理由が明らかになっていきます。そして、殺し屋たちそれぞれが持つエピソードが語られるなかで、偶然乗り合わせた10人ではなく、理由あっての10人であり、もちろんレディバグとの繋がりが見えてくる。
ブラッド・ピットはこう語っています。
「レディバグは自分の存在意義を見失っている。うまくいかない仕事が多すぎて、それらの仕事に共通しているのは自分だと思い始める。人生に不運をもたらす原因は自分自身だ、と。それが仕事にも影響しているから、平和的な解決方法で好転させようと試みるんだ」
その“平和的な解決方法”がコメディリリーフとして効果的に映し出され、アクションとコメディとミステリーが一体化する。めちゃくちゃ面白い映画になっているのです。
ちなみに、この映画の監督デヴィッド・リーチは、『ファイト・クラブ』などの作品でブラッド・ピットのスタントダブルも何度も務めている人物。映画監督としては、『ジョン・ウィック』(共同監督)、『アトミック・ブロンド』、『デッドプール2』、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などを手掛けています。何が言いたいかというと、アクションを知っている監督だからこそ描けるアクションがあって、ブラッド・ピットとの息もぴったりで、その凄いアクションがこの映画『ブレット・トレイン』にはあるということです。要は、面白いということ!
アクション度 |
★★★★★
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コメディ度 |
★★★★★
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ミステリー度 |
★★★★★
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監督
デヴィッド・リーチ
脚本
ザック・オルケウィッツ
出演
ブラッド・ピット
ジョーイ・キング
アーロン・テイラー=ジョンソン
ブライアン・タイリー・ヘンリー
アンドリュー・小路
真田広之
マイケル・シャノン
バッド・バニー(ベニート・A・マルティネス・オカシオ)
サンドラ・ブロック
配給
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
9月1日(木)全国ロードショー
© 2022 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved.
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