CULTURE
刺激に満ちたクライム映画『グッバイ・クルエル・ワールド』
『グッバイ・クルエル・ワールド』
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どんな映画が観たいですか?と聞かれて即答できる人は、自分がどんな映画が好きなのか、映画を選ぶときの基準や自身が惹かれるものが何なのか、分かっている人だと思います。けれど、みんながみんなそうではなくて。自分にとって、その映画が面白いかどうか、迷うことだってありますよね。
という前置きをした理由は、今回ピックアップした映画『グッバイ・クルエル・ワールド』は、一見、映画好きのための映画っぽく見えますが、実はめちゃくちゃ観やすいクライム・エンターテインメント。「なんか面白そう」と引っかかるものがあったら、迷わず観てほしいのです。
「なんか面白そう」と引っかかってもらうポイントはたくさんあって──。たとえば、西島秀俊・斎藤工・宮沢氷魚・玉城ティナ・宮川大輔・大森南朋・三浦友和、という魅力的な俳優たちの共演。しかも全員がブッ飛んだ役を演じているので、俳優たちの新しい一面を見ることができます! なかでも、西島秀俊の色気と狂気が混ざり合う存在感は半端なくて、宮沢氷魚と玉城ティナの若手コンビが演じるキャラクターは、物語が進むにつれてブッ飛び具合が増していきます。
ほかにも、選曲が格好いい、映像がスタイリッシュ、強盗団vsヤクザvs警察が繰り広げるバイオレンスなどなど、「なんか面白そう」と引っかかる要素はたくさんある。もちろんストーリーも先が見えない面白さがある、オリジナル脚本です。
ヤクザ組織から大金を奪う計画を立て、大金を手にした強盗団。名前も素性も知らない者同士が手を組んでの一夜限りの仕事──のはずでしたが、裏切り者によって、強盗団のメンバーはヤクザ組織から追われることに。ひとり、またひとり追われるなかで、メンバーの素性が明らかになり……。
「なんか面白そう」がひとつでもあったら、映画館へ!
スタイリッシュ度 |
★★★★☆
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バイオレンス度 |
★★★★☆
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ミュージック度 |
★★★★☆
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監督
大森立嗣
脚本
高田亮
出演
西島秀俊
斎藤工
宮沢氷魚
玉城ティナ
宮川大輔
大森南朋
三浦友和
配給
ハピネットファントム・スタジオ
9月9日(金)全国ロードショー
©2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
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