CULTURE
笑いありクセ強めで感動もある青春映画『Gメン』
『Gメン』
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映画に求めるものは、その時その時で変化するものです。海外の文化に触れたいときもあれば、ファンタジーの世界にどっぷり浸かりたいときもある、自分の“今”の心情とリンクできるような恋愛もので共感したいときもある、いろいろです。
今回ピックアップした『Gメン』は、ちょっとおバカだけど、強くて真っ直ぐで優しい青年が、仲間と一緒に高校生活を謳歌する青春ものです。Gメン(=Government Men)というワードから、捜査官もの?クライムサスペンス系?と思う人もいるかもしれないですが、この映画におけるGメンとは、都市伝説と化している不良グループの呼び名。
主人公は、「人生初の彼女が欲しい!」という理由で、入学すれば彼女できる率120%はカタいという私立武華男子高校に転校してきた勝太(岸優太)。けれど、勝太のクラスは校舎も隔離され、教師たちも怯える問題児集団、1年G組。そんなクセの強いクラスメイトと一緒に、彼女をつくるために奮闘するなかで、気づけば、あっちこっちで喧嘩やら抗争やらに巻き込まれて……。
高校生が主人公の映画ですが、演じるのは主演の岸優太をはじめ、20〜30代の大人俳優たち。年齢的には高校生にはほど遠いのですが、全員キャラが濃くって、クセが強くって、作品全体としてはめちゃくちゃバランスが取れている。
彼女が欲しいとか、喧嘩ばっかりとか、男子高校生のわちゃわちゃ感たっぷりで、さらにそのなかには、本当の強さや仲間を思う気持ち、思わず胸が熱くなるエピソードもあって、しっかり青春を感じられる映画なのです。
夏の終わりは、笑いあり、クセ強め、でも感動もある青春映画でしめくくってはどうでしょう。
全員キャラ濃いです度 |
★★★★★
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声出して笑っちゃう度 |
★★★★☆
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気づいたら感動してた度 |
★★★☆☆
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監督
瑠東東一郎
脚本
加藤正人
丸尾丸一郎
出演
岸 優太
竜星 涼
恒松祐里
矢本悠馬
森本慎太郎
りんたろー。
吉岡里帆
高良健吾
尾上松也
田中 圭
配給
東映
8月25日(金)全国ロードショー
Ⓒ2023「Gメン」製作委員会
Ⓒ小沢としお(秋田書店)2015
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