CULTURE
『グラディエーター』から23年の再タッグ!『ナポレオン』
『ナポレオン』
|
「好きな映画は?」というアンケートのなかで、世代を問わずに挙がるタイトルってありますよね。リアルタイムで劇場では観ていないけれど、配信やリバイバル上映で観るなど、出会い方はそれぞれだとしても、歳月を経ても「好きな映画」に挙がってくるのは、やはりいい映画が多い。
そのなかの1本に『グラディエーター』があります。監督はリドリー・スコット、主演はラッセル・クロウ、共演はホアキン・フェニックス。ある策略によって奴隷に身を落とした元将軍マキシマスが、剣闘士として復讐に燃える歴史スペクタクル。
この映画でホアキン・フェニックスは、マキシマスの宿敵コモドゥスを演じているのですが、まあ嫌なヤツでした。でも、恐るべき怪演でした。23年経った今でもホアキンの演技は鮮明に覚えていますから。
前置きが長くなりましたが、今週ピックアップした『ナポレオン』は、もうタイトルそのまま、かの有名なフランスの英雄ナポレオン・ボナパルトの半生を描いた映画です。そして、監督はリドリー・スコット、主演はホアキン・フェニックス。『グラディエーター』以来23年ぶりのタッグが実現した作品です。
舞台は1793年のフランス。4年前に始まったフランス革命で、1793年には国王ルイ16世に続きマリー・アントワネットも処刑されました。彼女の最期を見ているナポレオンの姿からこの物語は動きだし、彼がいかにして国家の長となっていくかを描いていきます。
アウステルリッツの戦い、ワーテルローの戦いなど、ナポレオンが生涯で率いた戦いは61と言われています。この映画では、彼は気高い英雄なのか、それとも恐るべき悪魔なのか、戦いを重ね権力を手にしていくナポレオンをどう捉えるか、新しい解釈もあるでしょう。特に新鮮なのは、ナポレオンを翻弄した女性ジョセフィーヌの存在をしっかり描いていること。
『偉人たちのラブレター』という書籍のなかに、ナポレオンが戦地からジョセフィーヌに送った手紙がいくつか紹介されているのですが、その本を読んだとき、ナポレオンはこんなラブレターを書いていたのかと驚きました。今回の映画のなかでも、手紙のシーンは何度も登場し、ジョセフィーヌという女性を通じてナポレオンの新しい一面が見えてくると思います。
そんなロマンスもありつつ、基本は歴史スペクタクルです。撮影カメラ11台、8000人を超えるエキストラ、多額な製作費。こういう映画はやっぱり映画館の大スクリーンで観ないともったいない!と思うのです。もちろん、物語の面白さ大前提です。
ホアキンのナポレオン度 |
★★★★★
|
歴史スペクタクル度 |
★★★★☆
|
ラブストーリー度 |
★★★★☆
|
|
監督
リドリー・スコット
脚本
デヴィッド・スカルパ
出演
ホアキン・フェニックス
ヴァネッサ・カービー
タハール・ラヒム
配給
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
12月1日(金)より全国公開中
|
RECOMMEND
2025年上半期の運勢占いをニイナ・ゲイトがお届け! ハッピー・ホロスコープ <射手座・全体運>
噂のデザートで勝負! スイーツニスタコンテスト開催
おしゃれガールズのバッグの中身って? Peep into the inside –CASE.03 DJ MOE
CULTURE NEWS
国内最大級のヒップホップフェスティバル『POP YOURS』が 幕張メッセにて開催決定!
ペアで撮影したい韓国の最新フォトブースがかわいすぎる♡–韓国HOT NEWS 『COKOREA MANIA』 vol.438
坂東龍汰の繊細な演技が光る『君の忘れ方』