CULTURE
8人の若者が伝える環境破壊へのメッセージ『HOW TO BLOW UP』
『HOW TO BLOW UP』
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どんな時に環境問題について考えるでしょうか。
今年も例年にない酷暑になると言われ、まだ6月だというのに30度超えを観測。夏の季節になると否応なしに地球温暖化について考えさせられます。便利で快適な生活を手にする一方で、自然が破壊されているという事実を突きつけられます。
もちろん映画でも環境破壊や環境汚染に注目した作品は数多く作られてきました。たとえば、『エリン・ブロコビッチ』『不都合な真実』『地球が壊れる前に』『ダーク・ウォーターズ』『MINAMATA ミナマタ』など。
今回、取り上げる『HOW TO BLOW UP』も環境破壊を扱った映画です。特徴的なのは、Z世代の環境活動家たちが主人公であること。
環境破壊によって人生を狂わされた8人の若者たちが、暴力の象徴にして環境汚染の原因である石油パイプラインとテキサス州の石油精製工場を破壊しようとする。8人それぞれがどんな理由で作戦に参加することになったのか、その理由も描かれます。パイプラインを破壊することで、環境問題を世界の人々に届けようとするのです。
作戦決行の日、8人の若者たちは、テキサス州西部の人里離れた納屋に集結します。誰も傷つけず、環境も汚染することなく、石油パイプラインを爆破するという任務を秘密裏に遂行するために──。
彼らの行動は間違いなく犯罪ですが、彼らをそうさせてしまった背景を無視することもできない。私たちができることは、真似るのではなく、彼らが何を伝えたかったのかを受け取り、自分の身の回りの環境問題について考える、そのきっかけにすること。
彼らのメッセージを正しく受け取ることが、未来に繋がると思うのです。
力強いメッセージ度 |
★★★☆☆
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若い世代のエネルギー度 |
★★★★☆
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衝撃のエンディング度 |
★★★☆☆
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監督
ダニエル・ゴールドハーバー
出演
アリエラ・ベアラー
サッシャ・レイン
ルーカス・ゲイジ
フォレスト・グッドラック
クリスティン・フロセス
マーカス・スクリブナー
ジェイミー・ローソン
ジェイク・ウェアリー
配給
SUNDAE
6月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
ⒸWildWestLLC2022
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