CULTURE
忘れられない出会いがある『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
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人生は大小さまざまな選択の連続です。そして、選択したその先でどんな人と出会うのか、出会った人によっても大きく人生は変わる。映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』にも素敵な出会いが描かれています。
物語の舞台は1970年の冬、ボストン近郊にある全寮制のバートン校。クリスマスと新年を家族と過ごすため、生徒も教師もそれぞれ家族の待つ家に帰っていきますが、学校に留まらざるを得ない人もいて……。
学校に残ったのは、生徒のアンガス、子守役を任された古代史の教師ハナム、寮の料理長メアリー。
アンガスは少し家庭環境が複雑で家族と過ごすことができないのですが、教師のハナム、料理長のメアリーにも学校に留まる理由──隠してきた秘密や癒えない悲しみがありました。
そんな“帰れない”3人は、孤独で、ちょっぴりクセのある人たち。最初は反発しあうものの次第に相手の人生に興味を持ち、自分自身のことを語り、解り合おうと関係を築いていきます。ユーモアを絡めて描いている、それもいいのです。
出会いには意味があって、その“意味”というのは、ひとりひとり異なるでしょうけれど、この映画を通じて私たちが出会うハナムとアンガス、メアリー、彼らがもたらしてくれる意味=気づきももちろんあります。
きゅっと胸がしめつけられて、じんわりとあたたかい感情に包まれる、とてもとても素敵な映画です。
思いやり度 |
★★★★☆
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ほろ苦さ度 |
★★★☆☆
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ユーモア度 |
★★★☆☆
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監督
アレクサンダー・ペイン
脚本
デヴィッド・ヘミングソン
出演
ポール・ジアマッティ
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
ドミニク・セッサ
配給
ビターズ・エンド
6月21日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!
Seacia Pavao / Ⓒ2024 FOCUS FEATURES LLC.
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