CULTURE
2019.04.12
カーラ・デルヴィーニュ&DIOR ADDICTとPINKをセレブレートしよう!
カーラ・デルヴィーニュ&DIOR ADDICTと
PINKをセレブレートしよう!
パルファン・クリスチャン・ディオールより新リップスティック「ディオール アディクト ステラー シャイン」が発売され、そのミューズとしてカーラ・デルヴィーニュが来日。NYLON JAPANは彼女と、メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターのピーター・フィリップスにインタビューを決行! 新リップスティックの魅力、“PINK”と女性であることに対しての熱い想いを聞いてきました。カーラだからこそ語れるパワフルなメッセージに耳を傾けて。
“PINK”で思い浮かぶ3つのワードは?
Cara(以下C):POWERFUL, PRETTY, PUNK。PINKという色はもちろん、世の中の女性もこれらの言葉が表すように幅広い魅力を持っているよね!
「ディオール アディクト ステラー シャイン」は自分にとってのフェミニニティを自由に表現させてくれるとのことですが、カーラにとってのフェミニニティは?
C:フェミニニティというのはただ単に可愛さとか女性らしさだけではないと思うの。フェミニニティは、ありのままの自分を受け入れること。それは自分のなかのマスキュリニティもそう。何も恐れず、自分の権利に向かって戦い、自分の意見を怖がらずにしっかり発することだと思う。
今回のキャンペーン動画ではピンクのリップを身につけたりピンクのドレスを纏ったりととことんピンクでしたが、表現者としてどんなインスピレーションを得た?
C:始めはすごく緊張した! フォトシューティングはもちろん経験あったけど、今回はビデオだったし、しかもマンハッタンのど真ん中での撮影だったから正直怖かった。でも失敗するとしたら、その唯一の原因はFEAR(怖さ)だと確信していたから、“私を止められるものは何もない”という気持ちで挑んだの。Aerosmithの最高にパンクなミュージックにのって自由に踊って、自分らしさを前面に出したら楽しくなって。自信のある美しさは自分をさらけ出すことだって気づかせてくれたのがディオールよ。
Peter(以下P):実は1年半くらいかけてこの撮影を準備していて、当日カーラに何をしてもらうかを紙にいっぱい書いていたんだ。でも当日のシューティングでは彼女に何も言わず、とにかく自分らしく演技をして歌ってって言ったら、カーラは私達の想像を越えてきた。その姿はパンクでプリティで、最終的に彼女がこの「ディオール アディクト ステラー シャイン」を完成させてくれたんだ。
C:あれは確実に私自身というより、なりたい女性をその場で演じたのよ。
“PINK”というカラーは長い間“女性のための色”というふうにみられていたけど、PINKはどういうイメージ?
C:もともと父がピンクが大好きで、“本物の男こそピンクを着こなすんだ”って言っていたくらい。だから女性だけに限らず、男性にも身につけていてほしいカラーかな。私自身女性だからという訳じゃなく、心の底からピンクが好き。日常でも身に着けてることも多くて、例えば人前で何か自分の意見を発したりする時はあえて目立つピンクのリップを塗ってる。そこに注目を集めるというのが狙いでね! あとはソックスをピンクにしてみたり、バッグをピンクにしてみたり、ワンポイントに入れるのが好き。
P :今回僕がこの幅広くビンクのシェードを発表したのには強い想いがあるんだ。数年前に世界中の女性達が自分達を主張するために小さいピンクの帽子をかぶってマーチをしていた時があったんだよね。それぞれのピンクが少しずつ違っていて、それを見ているとある意味武器のようにも見えてきて。「キュート」や「プリティ」とは違う“強さ”を感じた。そういうどんどん殻を破っていくような意味で幅広くピンクを開発したんだ。
カーラは自分を表現することを恐れないイメージがありますが、そう思えるようになったきっかけなどありますか?
C:実は幼少の頃から自分のことを表現するってことをしてこなかったの。歌ったり演劇に参加したりはしていたけど、自分の本当の心の底にあることを実際どういう表現をすればいいかわからなかった。それがたまりにたまって、身体中に症状が出てきてしまったことがあったんだけど、その時に“言いたいことを我慢して自分がボロボロになる必要は絶対無い”って思った。だから自分が嫌だと思ったら嫌だとはっきり言って、もっと自分を大事にしていこうと決めたの。今でも沈黙してしまう時もあるのだけれど、そういう時は自分に言い聞かせてるよ。
リップスティックというのは様々なモードのスイッチを入れてくれる役割があると思うのですが、カーラさんはモデルや女優、歌うときにどのリップをチョイスしますか?
C:モデルの時は976 - BE DIORかな。このなかではフェイバリットカラーだし、いちばんこの色を身に着けてる。フェミニンでパワフルだから、このピンク色が大好き。演技をするときは260 - MIRAGE。セリフを言う時はずっと喋っているから、自分の素の唇の色に近い分、何度も付け足さなくてもいいところが好き。最後に歌う時は 891 - DIOR CELESTIALね。ダークでシャイニーでパンクでシックだから!
最後に「ディオール アディクト ステラー シャイン」のいちばんアディクトなところは?
C:私は唇が乾燥しやすいから、保湿力にやみつき! ずっとつけていたい。
P:保湿力、長持ち、ゴージャスなフィニッシュ! どのシェードを選んでも変わらず最高な仕上がりになるよ! あとはふんわり香るヴァニラフレーバーもアディクトな要素だね。
INFORMATION
Parfums Christian Dior 03-3239-0618
PHOTOGRAPHY: JEAN-BAPTISTE MONDINO FOR PARFUMS CHRISTIAN DIOR
MAKEUP: PETER PHILIPS
STYLING: MARIEL HAENN
HAIR: BEN SKERVIN
MANICURE: AMA QUASHIE
SET DESIGN: ANDY HILLMAN
EDIT: AMARU OHSHIRO
DESIGN: AZUSA TSUBOTA
CODING: NATSUKI DOZAKI