CULTURE
2017.04.01
2008年09月号掲載 ED_LETTER vol.55『真夏の夜のリアル』
真夏の夜のリアル
なのに最近、テレビのニュースや電車の中なんかで、子供達の口から“忙しい”という言葉をよく耳にする。塾や習いごとで忙しい? ということは、楽しくない、ということなのかな? と。親に強要されてたり、もしくは、いつの間にか“やりたい”ことが“やらなきゃいけない”ことになってしまってる?
子供達が夢を持てない時代だとすると、現実って、とても灰色なものに思えちゃう。どちらにしろ、自分で考え行動を起こす、ということが、なんだかやりづらい環境になってるんじゃないかなと。その結果、自分で行動を起こすこと自体、自分自身にリスクを背負って動くことができない人達が、たくさん生まれてる......。僕も最近ついつい、“忙しい”を連発してたり。あれ? 仕事楽しんでないのかな? と自問自答だし......。
それでも僕は、子供達に伝えたい。いろんなことを楽しむために、自分で一生懸命勉強して考えて、自分の足で歩こうね、って。心=自分の意志で行動を起こせるように。ごくごく普通のことが、とてもスペシャルなことになってる世の中だから、今は。
真夏の夜は、やっぱりたっくさんの“夢”を持って楽しく過ごしたいね。なんせ、やたら暑いもんで。
ナイロン ジャパン編集長 戸川貴詞
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