CULTURE
2017.05.27
2008年10月号掲載 ED_LETTER vol.63『Dear SAS』
Dear SAS
サザンオールスターズがデビュー30周年。そして、来年から活動を休止するということで、最後のライヴが当然ながら連日満員御礼(行きたかった~!!!>o<)。
熱狂的なファンだったわけでもないけど、たしか、僕が小学6年生の時に、デビュー曲『勝手にシンドバッド』がテレビ音楽番組『ザ・ベストテン』で放送されて、司会の黒柳徹子さんが桑田さんを息子みたいにかわいがって紹介してたのが印象的で。なんだかはちゃめちゃで下品で最初はあんまり好きじゃなかったけど、高校2年生の夏に7thアルバム『人気者で行こう』 が発売された頃には、わりと普通に好きになってた。その頃のサザンは、実験的で、曲も遊んでて、今でもいちばん好き。サーフィンやらバンドやらファッションやら、もう、とにかく学校が楽しくて遊ぶのも楽しくてっていう頃の84’夏。
僕が生涯最初で最後に見に行ったサザンのコンサート(その時は、いつかまた見に行くと思ってたんだけど......)が、そのアルバム発売後の横浜スタジアムで行われた「熱帯絶命! ツアー夏“出席とります”」だったと思う。オープニングが『JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)』で、桑田さんが歌舞伎みたいな格好で、長〜い髪の毛をぐるんぐるん回して登場したような...... (たしかそんな感じだったと思うけど)。前座で出てきた斉藤誠が、これまた以外に良くて。友達4人くらいで見に行って、とにかく楽しいコンサートだったのを憶えてる......。
“夏”と“サザンオールスターズ”。僕の中の恒例が1つなくなって、ちょっとだけ寂しい気持ちになった08’夏。夏の終わりに、久しぶりにゆっくりサザンの曲でも聴いてみよっかな。
ナイロン ジャパン編集長 戸川貴詞
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flashback memory 2008_10 ・日本人4人がノーベル賞を受賞 ・綾瀬はるかが主演を務めた映画「ICHI」が大ヒット ・AOKIの洗濯機で洗えるスーツが話題に | |