FASHION
2017.11.30
好きな洋服から愛おしいお洋服へーー『GYF Tokyo』
今年10月に公式サイトオープン、11月下旬からオンラインストアにて販売が開始された新たなレディースアパレルブランド『GYF Tokyo(ギャフ トーキョー)』。“愛おしさ”をコンセプトに掲げ、可愛いだけでは終わらない目一杯の愛情を注げる洋服を提案。先日公開された1stコレクションは、儚くも凛とした女性像を移すアイテムが印象的であった。
デザイン、ブランドディレクションを手掛けているのは、モデルであり、NYLONオフィシャルブロガーとしても活躍する金光みり愛。大学在学中に渡英しファッションについて学び、現在は雑誌や広告、ランウェイを中心にモデルとして活躍する彼女は常にファッションと密接する環境にいる。そんな彼女が作り上げた新たなるファッションブランドについて思いを聞いてみた。
ーブランドコンセプトを改めて教えて
「好きな洋服から、愛おしい洋服へー。」をコンセプトに掲げています。女の子が“可愛い!”と思って手に取った洋服が、着こなしていくにつれて“愛おしい”という感情に移り変わる。GYF Tokyoを着る方々にとって目一杯の愛情を注ぎたくなる、愛おしい存在であって欲しいという願いを込めています。
ー「GYF Tokyo」を立ち上げることになったきっかけは?
物心がついた頃から絵を描くことや物作りが本当に大好きで、大人になるにつれてファッションへの関心が強くなっていき、自然と“ファッションデザイナー”という夢が芽生えました。ファッションに携わりたくて上京してからモデルの仕事をしてきたけれど、その傍らで送っていた大学生活は本当に平凡で、周りの子と同じように就活もしました。
でもやっぱり夢が諦めきれなくて、イギリスでファッションを学ぼうと決めたんです。自分で授業料を払っていたので大変だと思った時もあるけど、それでもやりたい! と思えるものはこれしかなくて。そう感じられたとこが自分の中で大きなターニングポイントになったとおもいます。
帰国してからモデルの仕事はもちろん、たくさんの方々の協力があって今のような形で「GYF Tokyo」を発表することができました!
ー今回のコレクションで特にお気に入りのアイテムはある?
どれもこだわり抜いて作ったものばかりなので、これが1番! っていうものを選ぶのは難しいですが…。強いて言うなら袖がシースルーになっているニットがオススメ。このデザインを思いついた時はピンとひらめいたという感じだったので(笑)。 実はどの洋服もスタイルが綺麗に見えるように意識して作っていて、あのニットも女性の腕の細いところを透かして見せているのもポイントなんです。グリーンやパープルのオーガンジーを通してでしか覗かせない奥床しい上品さだったり、柔らかい糸で編んで女性のシルエットが優しく描かれるように見せたりと、小さなこだわりをたくさん詰め込んでいるんです。
ー今後のビジョンは?
まだ始まったばかりなのであまり先のことはわからないですが、GYF Tokyoにとって2回目のコレクションとなる2018年SSはさらに着数を増やしていく予定です。しばらくは現在のようにオンラインのみで展開していくつもり。ブランドを大きくしていく、というよりも常にブランドに対するこだわりを大切にして、素敵な洋服を作っていきたいというのが今の心情です。
GYF Tokyo
gyf-tokyo.com
金光みり愛
福岡出身、アメリカ在住経験を持つ帰国子女。大学時代には短期でロンドンの美大にてファッションを専攻。現在は東京を拠点にモデルとして活動しながら、自身でも服作りに挑戦中。ユニークな視点で書かれるブログに注目して。
Instagram
@milliah_kanemitsu
Blog
milliah
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EDIT KAHO FUKADA