CULTURE
2016.08.21
『focus on N-bloggers』Vol.9 kay
Q. 出身や家族の事から今現在の事まで、詳しいプロフィールを教えて。
東京都出身ですが、育ちは札幌。 ひとりっこです。
高校を卒業したあと、海外に住みたいと思いつつも大学へ進学。その後、就職して営業職なども経験したのち、現在は”HAM”という古着屋のディレクター兼バイヤーをしています。
Q. HAMをオープンしようと思ったきっかけは?
大学生時代にアパレルでバイトを始め、接客だけではなく店舗ビジュアルの仕事をしていました。 昔から自分が買ったものを「どこで買ったの?」と聞かれることが多かったので、バイヤーの仕事に興味を持っていました。 洋服や古着が好きだったのですが、その頃同じような古着屋ばかりで、わたしが欲しい古着を売っているお店が少なくて。 わたしだったら、こんな店をやりたいなとか、こんな服を売りたいなというイメージが膨らみ、同じ仕事をしていた信頼できる友人と2人で、古着屋の枠にとらわれない”古着だけど古着じゃない”そんなコンセプトの古着屋を始めました。
Q. スタイリストとしても活躍中だけど、具体的にどんな活動をしているの?
ファッションショーのスタイリングや美容大会の衣装スタイリング、広告などを担当させてもらいました。 今年の春には、札幌コレクションというファッションショーのHAMのステージスタイリングを担当しました。
Q. 学生時代に経験したことで、最も今に役立っていると思うことは?
やはりアパレルでバイトをしたこと、何度も海外へ旅に出たことが大きいです。 元々アパレルで働きたいと思っていたわけでなく、バイトを始めたことがきっかけでアパレルという仕事を選ぶことになったのですが、学生時代のバイト先では接客だけではなく、VMD、ビジュアル、アパレルの基本的なことを幅広く学んだことで自信につながりました。 また、学生時代はまとまった時間を取ることができるので、1人で海外に行っては現地を探索して刺激を受け、海外に住みたいという気持ちが高まっていました。 そのことがきっかけで、海外へ行きバイヤーの仕事をすることに繋がったと思います。
Q. 周りから「意外だね!」と言われる趣味や特技はある?
DIYです!
電動ノコギリなどの工具も使えるので、あまりイメージはないと思いますがたくましいと言われます。 特技は、人間観察。 小さい頃から18年間くらい演劇をしていたので、自然と人を観察するクセがついてしまっていて、人間観察と分析が得意です。
Q. 「ブロガーコーデバトル」でのスタイリングがNYLON読者にすごく人気だけど、コーデを組む時にはどんなことに気をつけてる?
引き算するようにしています! 一癖あるアクの強い服が好きなので、色味やアクセサリーなど足し算をしすぎず、引き算してバランスの良いスタイリングを心がけています。 あと、シルエットを出すコーディネートが好きなのでサイズ感は妥協しないようにスタイリングしています。
Q. 今までの人生でもっともつらかった時期は? それをどうやって克服した?
わたしは根性のある方だと思うので、つらいと感じたわけではないのですが、なんのノウハウもなく自分達で店をオープンして運営することは、苦難の連続でした。
会社というカテゴリに所属するわけではなく、完全に自分達次第の仕事。やらなくても誰かがやってくれるわけではないので、何年も休みもなく毎日夜中まで働いていました。 ただ、自分がやりたいことなのでどんなに困難があっても、妥協しないで芯を貫く気持ちだけは今も忘れないようにしています。
Q. NYLONブロガーになろうと思ったきっかけは?
NYLONのスタイルが好きだったことと、海外に行って様々なことをインプットしてもアウトプットするきっかけがなく、自分から発信したかったからです。
やはり同じ日本でも札幌にいると、HAMもそうですが、わたしのスタイリングも誰かに知ってもらうきっかけが少なく、ブロガーになることで、日本だけでなく海外にも知ってもらいたいと思い、NYLONブロガーに応募しました。
Q. 将来の夢、目標は?
海外に自分の店をオープンすることです。古着はもちろん、アートや音楽もあって、様々なジャンルの垣根を越えた店をやりたいです。そこをベースにスタイリングの仕事もしたいと思っています。 あと、密かな夢は船舶免許を取ること!
Q. 将来に悩んでいるNYLON読者にアドバイスを!
とにかく視野を広げることが大事だと思います!
悩んでいる時期は、きっと自分が強くなる時期だと思います。とにかく決断と行動すること。悩んでばっかりでは何も解決しないと思うので、海外へひとり旅に出ることをおすすめします。新しい何かが見えるかも!
design chinatsu ikarashi
edit sho ikoma