CULTURE
2013.08.03
おしゃれヒントも参考に♪ フランス発ポップデュオJuvenilesにインタビュー
2011年、パリで1番ヒップな音楽レーベルKitsuneからLP『We Are Young』をリリース。コアなKitsuneファンをはじめ、“音楽×ファッション”に敏感なパリのシーンで話題を集めた彼らは、その勢いが止まらぬまま早々とデビューアルバム制作をスタート。そしてプロデューサーにフレンチエレクトロ界をリードするYUKSEKを迎え、セルフタイトル『Juveniles』が完成! ミッドテンポのセンシュアルなサウンドは、まるでパリのロマンティックな夜♡ そこにNew OrderやThe Smithといったニューウェーヴのメランコリックな影響を感じつつも、ファンタジーと開放感に満ちた12曲は至福の連鎖で中毒になりそう。ミュージックビデオでも淡い色調やトリッピーなモチーフを多用していて、ヴィジュアル面でも楽しませてくれる♪
ツアーでヨーロッパ各地を飛び回る中、メンバーのジャン-シルヴァンがNYLON.JPのメールインタビューに応じてくれました! 音楽とアートはもちろん、ファッションにもコンシャスな彼のスタイリングアドバイスもチェックしてね♪
— バンド結成のきっかけは?
僕とチボーはレンヌの同じ音楽シーンにいて、共通の友達も多かったんだ。で、ポップなサウンドのプロジェクトをやろうって意気投合して何曲か作ってみた。それが注目されて、YELLEのメンバーの紹介でKitsunéから最初の曲をリリースする事になったんだ。その後ユニバーサルと契約して、アルバムのプロデューサーYUKSEKと出会った。
— リードトラック“Strangers”はユーモア溢れるミュージックビデオが特徴的だけど、インスパイアされた音楽やアートはある?
監督をしてくれたのはオーストラリア出身の若手アーティストLuci Schroderという人で、僕達は彼女の作品の大ファンなんだ。Alpineの“Hands”も彼女が監督していて、その美しさといったらヨルゴス・ランティモス監督の映画『籠の中の乙女』(原題:Kynodontas)を思い起こさせる。シュルレアリスムっぽい演出の参考にした作品だよ。最初にラフを見たとき、バンドの中で起こる人間関係が幻想的に表現されていて一目で気に入ったよ。
— ファッショニスタの憧れの都市、パリってどんな所? その魅力を教えて!
パラダイスだよね、特に夜は。パリの人々のファッションにもその魅力が反映されていると思うよ。最近、YUKSEKの新しいレーベル“PartyFine”のイベントでライヴをしたんだ。会場はレ・ドックス(セーヌ川沿いに所在する前衛的なデザインで知られる複合施設)の屋上にあるNubaというところで、音楽とファッションがうまく融合されたパリらしい素敵な場所だったな。ちなみに、僕達はライヴがメインの日常を送っているけど、ファッションも常に気にかけているよ。
— 女の子のファッションで好きなスタイルは?
ヘアスタイルだったら、スカイ・フェレーラみたいな真っ白なプラチナブロンドにパステルカラーのメッシュが入っているのがいいね。ピンクとかさ。コーディネイトなら夏らしくおしゃれなクロップトップスとそれにマッチしたボトムス。自分でカットしたようなショートパンツに、タイダイのVANSを合わせたりしたらかわいいと思うよ!
— パリで流行っているものはある?
ひげ。でも今はとても暑いから、間違ったトレンドだと思う(笑)。。
— 今夏のヴァカンスの予定は?
ツアーでほとんど終わってしまうんだけど、旅先で楽しむようにしているよ。この前はアルプス近くの湖で2日間過ごして、景色がとても美しかった。9月に入ったら少し遅めの休みを取る予定で、トルコのフェスRock'n Cokeの後にイスタンブールで1週間、その後ドイツのハンブルグで1週間過ごしたいな。ハンブルグでもReeperbahn Festivalというイベントに出演するんだ。
— ファッションと音楽が好きな日本のガールズにメッセージをどうぞ。
日本のファッションや音楽に興味があるんだ。早く日本に行きたいよ!
watch & listen: 『Stranger』
『Juveniles』
Juveniles
KSRより発売中
www.ksr-corp.com
text : keiko komada