CULTURE
2020.07.24
みんなのカリスマ kemioにNYLON JAPANが独占インタビュー!
みんなのカリスマ kemioに
NYLON JAPANが独占インタビュー!
YouTubeを筆頭に、SNSからファッション界まで、
常に注目の的であるkemio。
思わず真似したくなるワードセンスやスタイルに、
どハマりしている人も多いのでは?
そんな彼が、先月よりSpotifyにて
ポッドキャスト『kemioの耳そうじクラブ』をスタート。
毎回様々なジャンルのゲストとトークセッションしている
様子が配信されているよ。
それを記念して、NYLON JAPANがインタビューを敢行!
自身のポッドキャストについてはもちろん、
海外生活についてや彼の考え方など、
kemioの脳内がわかるスペシャルインタビューを
シェアハピしたいと思います♡
『kemioの耳そうじクラブ』がスタート!
-Spotifyでポッドキャストをスタートした理由は?
元々自分が「ラジオやポッドキャストをやりたい」という欲望がすごく強くて、でも現実的に僕が今日本に拠点を置いてないのでラジオってなると週に1回とか収録できないですし、撮り溜めたものを放送するっていうのも全然新鮮じゃないですか。「音声を発信すること何かできないかな」と思っていた時に、マネージャーさんに「Spotifyでポッドキャストやりたいんだけど」って話してみたら今回実現できたっていう感じですね。
-普段からラジオやポッドキャストはよく聴いているんですか?
はい、聴いています。
-kemioさんはYouTubeなど動画配信のイメージが強いですが、実際ポッドキャストを配信してみて、難しいと感じたところは?
僕のポッドキャストは毎週ゲストの方をお招きするので、僕一人でしゃべるのではなく、誰かと一緒にお話しする難しさは感じました。難しさというか今はコロナの影響で日本に帰れずズーム収録なのではじめましての方と電波で会話するドキドキ感だったりとか、初絡みなのでディープなお話までどうやって聞けばいいのかちょっと勉強していかなきゃなと思いました。
-初回のゲストはHIKAKINさんでしたね。同じYouTuberとして活動するHIKAKINさんとお話しして参考になったことはありましたか?
そうですね、“キングは絶対的”ということを学びましたね。HIKAKINさんとはずっと話したいと思っていて、今回お話ししてみてすごく身が引き締まりました。ポッドキャスト内でもHIKAKINさんに「今後の目標は?」って聞いたんですけど、HIKAKINさんほど成功されている方って「デカい家に住む」って僕だったら絶対そう言いそうって思ったんですけど、HIKAKINさんは「目の前のことをコツコツと継続していくことを目標にしていく」っておっしゃっていて、なんか自分が恥ずかしくなりました。「城が欲しい」とか言いまくってるので(笑)。HIKAKINさんともあまりお話ししたことなかったのでドキドキしたんですけど、何度も何度も助け舟をくださったりとか、一つの質問にすごい情報量で返してくれるたのですごく優しくてやりやすかったです。
-今後「kemioの耳そうじクラブ」に出演して欲しい方は?
基本誰でもウェルカムって感じなんですけど、病院の先生とか。肌荒れに超詳しい美容界のボスを呼んで、肌荒れについて話し合うとかそういうのもやってみたいなと思います。あとは、精神的な部分が詳しい先生とか活動家の方とか、いろんな方と勉強したいなと思っております。
-kemioさん自身はSpotifyではどんなプレイリストを作っていますか?
友達によく「おすすめの曲を教えて欲しい」って言われたときに作ったり。あとは、ファンの方に公開するときに作ったりします。音楽のジャンルとかで分けるのって難しくて、とにかく好きな音楽をごちゃ混ぜビュッフェボックスみたいな。
-いつも入れちゃう曲はありますか?
ありますね。最近はまた一周回ってK-POPにどハマりしているので、K-POPは絶対に入っているかなと思います。
-どんなK-POPアーティストを入れますか?
2NE1は絶対に入ってると思います。
-では、今一番リプレイしている曲も2NE1?
ではなくて(笑)。一番リプレイしているのはTWICEの新曲(『MORE&MORE』)をです。私の中でもTWICEに力をもらいまくってます。
-彼女たちのどういうところから力をもらいますか?
彼女たちって呼吸するのもないくらい忙しいスケジュールを小刻みでやってると思うんです。世界中をツアーしたりとか。自分も月2回日本とアメリカを往復しているときとか、そういうことを考えますね。「TWICEはあんな小刻みなスケジュールをやっているのに、うちなんてANA乗るだけで何文句言ってんの?」って思ったりするとすごく頑張れます。あと、彼女たちのメンバー同士の思いや気持ちとかみんなで助け合ってるっていうのが、“勝手にママ”みたいな気分になります。「ポストカード買います!」「もう貢献します!」って(笑)。スーパーアイドルだなって思います。
-kemioさんが音楽を感じる時はどんな時ですか?
呼吸してる時ですね。私、iPhoneから「イヤホンの音大きすぎでマジ気をつけてください」通知が来るくらいめちゃくちゃ音楽聴いてるんです。音楽って本当になくてはならない存在ですね。「この道を歩く時はこの音楽」って決めてて、「スクランブル交差点を歩く時は結構激しめな曲で“ビッチ”みたいな感じで歩き回る」とか、そういう細かいことまで決めるくらい音楽って自分の中ではいい意味でドラッグみたいな。
-人生の転機になった曲はありますか?
人見知りだった頃は松たか子さんの『みんなひとり』っていう曲を聴いてました。ストレートに言ってくれる歌詞なので、バカな私でも理解できる。それが真っ直ぐ心に入ってくる感じがすごく良くて、メンタルがイカれたときは聴きます。
−心が落ち着く曲?
はい、そうですね。また振り出しに戻るじゃないですけど、再スタートになりますね。
現在の拠点はNY海外生活で感じたものとは?
-現在はNYに拠点を移して活動していますよね。なぜNYに住もうと思ったんですか?
正直に言うと、ロサンゼルスに引っ越す前もNYに引っ越したかったんですよ。でも金銭面で今ほど余裕もなかったので「きついな」って思ってロサンゼルスに引っ越したんですけど。ロサンゼルスに3年間住んでみて、当時すごく飽きたんです。1年中気候が同じなので、ファッションにおいても毎日が同じように見えてきてしまったり、元々電車移動とか「次のお店に歩いて行っちゃおう」とかそういう感じなのが好きだったので、車移動にも飽きちゃって。だから3年住んでみて「いっかな、そろそろほかのところも体験してみよう」と思ったのがきっかけです。
-NYに渡ってご自身が成長したなと感じたことはありましたか?
そうですね、よりバッドビッチになった気がします。“BAD BITCH from TOKYO in NY”みたいな(笑)。
-日本とNYではどんな違いを感じますか?
NYの人ってほかの国よりもみんな基本的に時間がないのでみんな急いでるんですね。だから、自己主張の大切さ。「誰か声かけてくれるかな?」っていうのが通じない世界なので、自分でわからないことは「わからない」とか、やってほしいことは「やってほしい」っていう意思表示の大切さとか学びましたね。嫌いなものには「嫌い」っていうとか。
-中でも印象に残っている出来事はありましたか?
実はまだ全然NYのことを体験していなくて。去年の11月に引っ越したんですけど、そこからずっと東京と往復していたので。1週間東京いて、こっち帰ってきて1週間過ごしてっていう生活をコロナまでしていたんです。コロナになってどこも何も開いてないから、観光客って感じですね。まだ具体的なエピソードが語れないです(笑)。一生観光客 in NYかもです。
-では、ロサンゼルスのときはいかがでしたか?
同世代くらいの子も自分が思っていることを言葉にして相手に伝えるっていう力がすごいなって思いました。これはどこの国がどうって比べるのではなくて、自分自身もそれにすごく欠けてるなって気づいたんです。側から見たら自分の思いをベラベラしゃべっている方だと思うんですけど、アメリカの学校とかで育ってきた周りの友達って社会問題もそうですけど、自分のフォロワー数とか関係なしに、一人一人のコアなパワーっていうのがすごいんだっていうのが認識されているかなと思います。
−それを一番感じた出来事はありましたか?
僕が一番最初にアメリカに引っ越したのは、2016年のアメリカの大統領選の時だったんです。当時全然当時英語ができなかったんですけど、周りの同世代くらいの子たちが「こういう理由で投票する」って政治とか社会問題とかにはっきり意見を持ってたことに、自分は日本にいた時友達とそういう話をしたことがないな、話題に出たことがないなって思って。SNSでもそういうのを積極的にシェアしたりとか、署名活動とか、誰しもがやっていることが日常的になっているなと思っていましたね。
-では、海外に住んでみて、海外暮らしのいいところと難しいところは?
いいところは、やっぱりアメリカは「フリーダム最高」っていうのがいいところだなって思います。社会性でいうと、みんな他人に興味がないのでみんな前を向いている人が多いなっていう印象があるのと、ちょっとやそっとのことで驚かなくなったっていうのはありますね。あとは、脂っこいものが多いので助かるって感じですね。
-食文化がぴったりなんですね(笑)。
好きなので個人的に(笑)。あと難しいところは、英語がまだできないので何かの手続きとか事務的なことを英語でやるっていうのが難しいなって感じること。あと、日本にいる友達に会いたい時になかなか会えないっていうのはあります。友達の記念日に自分がいない中で撮影されて次のアルバムいっちゃうみたいな寂しさはあります。
-英語があまりできないままアメリカに移ったと伺いました。その中でも友達を作る方法は?
友達の友達とか、Instagramが多かったですね。Instagramが合いそうとか、系統が好きそうっていう方にダイレクトメッセージとか送ったりしていました。
-自分からメッセージを送るときは英語を調べたりしながら?
はい、Googleが全部やってくれました(笑)。
-海外生活をしようか悩んでいる人へ、kemioさんが送るアドバイスは?
海外に住む気持ちがあるんだったら、絶対に行動に移した方がいいなって思いますね。やっぱり自分が生まれ育った国を外側から見るっていうのはすごく大切だなって思ったんです。僕日本にいた時、“日本の悪口大将”みたいな感じで日本の悪口しか言ってなかったんです(笑)。悪口というか、「ほんとダサーい」とか「全部厳しいし、こんなのアメリカみたいにゆるくなんないの?」みたいな感じのことばっかり言ってたんです。でも実際に外国で生活してみて、外からの日本を見たときにいいところと悪いところの両方見えたり、日本人としてのアイデンティティを大切にしなきゃって思えたんですね。これ自分にも言いたいんですけど、日本にいたときは「日本はああだこうだ」言って「海外に出たことないくせに何語ってんの?」って感じじゃないですか。だから海外で生活していると語彙力以上に自分の中で増える知識チャージみたいなのがあると思うのでおすすめします。たぶんうんとやすんとのことでビビらなくなるので、最強ガール・ボーイになると思います。
常に注目を浴び続けるkemioさんそもそも彼ってどんな存在?
- kemioさんが考える“インフルエンサーの定義”とは?
本当にないんですよね。インフルエンサーという言葉自体、僕自身全然理解していないというか、難しいですよね。「インフルエンサーです」って言うのも僕恥ずかしいと思ってしまう瞬間とか正直あって。インフルエンサーっていうと外国だと「え、じゃあ何をインフルエンスしてるの?」って話になるじゃないですか。だから……えー! 超難しい! たぶんインフルエンサーっていう意識を僕自身したことがないので、あんまり定義とかがないかもしれないです。でも発信する上で気をつけていることは、特定の人を傷つけないこと。「自分がインフルエンサーだからいろんなこと発信しなきゃ!」とかそういうことは思ったことはないです。
-日本では「kemioっぽい」というイメージが定着してきているような印象があります。ご自身が発信している発言やスタイルを真似してくれていることに対してどう感じていますか?
うれしいです! やっぱり「あげみざわ」が2018年くらいによく使われる言葉でランキングに上がったのも、たぶんいろんな方が実際に使ってくださったから上がったことで、僕自身が発信しているだけじゃならなかったことだと思うので。でもたまにエゴサしてると、いろんな人が「kemioの言葉はkemioが話すからいいわけであって、周りのやつが話しているのはイラつく」っていうのをすーごく見るんですよ(笑)。だから、ボコされない程度に私の真似をしていただかないと、私って社会的にはハマらないタイプの人間なので、「みなさんお気をつけてください」っていう心の注意報を皆さんに差し上げます(笑)。
-ご自身が「世間に浸透してきたかも」と感じた瞬間はありましたか?
いろんな場面であるんですけど、自分で聞いた時ですかね。街中とかでもそうですし、それこそ先日TWICEのサナさんが僕が使っているような言葉を使ってくださっていたんです。「あげみざわ~」とか。そういうのを聞くと「うれしい~!」って思います。でも実際はわかんないですけどね(笑)。
-でもティーンたちはkemioさんにすごく反応しているように感じます。
悪影響にならないといいです。PTAをちょっと恐れつつ頑張ります(笑)。
-今は、YouTubeでの活動がメインですよね。動画の企画はどのように考えているんですか?
僕はその日に思いついたことをやっています。あんまり考えてないです。
-自分以外のYouTubeを観ることはありますか?
たまに観ます! YouTuberの動画を見るというより、アイドルの映像とかアーティが多くて。友達の丸山礼ちゃんとか、古川優香ちゃんとか、ヘラヘラ三銃士とかが更新されたらもちろん観ますけど。
-視聴者から自分のYouTubeに求められているものは?
不明です(笑)。超不明で、僕のを観てくださっている方って超ユニコーンみたいな感じで不規則に動くからほんと謎なんですよ。やっぱり毎週上げていると何を上げていいかわからなくなる時があって、たまにほかのYouTuberさんみたいにお金をかけて企画したものをボンって出したりするんです。でもそういうのって意外と全然伸びなくて。そうじゃなくて部屋の中で考えもないで「掃除してま~す」みたいなやつがちゃんと考えたやつより伸びたりするんです。そういうところが本当面白くて好きです。
-動画を上げていくうちにみなさんの反応を見て「こういうのが再生回数伸びるんだ」って発見することも多いんですね。
そうですね。コメント欄とかはよくチェックしているので、「こういう感じの動画上げて欲しい」ってコメントがあったときはそれをやろうとは思っています。
-最近では、ファッションショーに出席したり、イベントでkemioさんの姿を拝見する機会も多いですが、VIPな場所で感じるものはありますか?
警備とか? ごめんなさい、ふざけてないです(笑)。ファッションショーとかファッションが大好きなので、そういうイベントに行きたいっていう気持ちが元々強かったんですけど、昔はあんまり呼んでもらう機会がなかったので、ただただうれしいですね。「ここにいていいのかな?」って毎秒思います。あとファッションの人たちって基本的に「怖い」って思っちゃうので、入場からちょっとビッチオーラを出すのが基本かなと思っていて、歩き方を勉強しています。かぶれてます(笑)
-kemioさん自身はどんなファッションスタイルが好きですか?
僕は「この系統が好き」とか定義を決めていなくて。着たいものをなんでも着ようっていう考えですね。でも映画とか音楽からインスパイアを受けることが多くて、「今日はロックな音楽を聴いているからそういう感じのレザーの服を着よう」とかそういうのはよく考えます。
-最近気になっているファッションアイテムは?
普通かもしれないんですが、サングラスを今年からかけはじめるようになって。僕、今までサングラスをかけたことがあまりないんです。
-そうだったんですか!?
そうなんです。小さい頃から「サングラスかけてるやつ=気取ってる」っていう脳のフィルターがあって、すごく意味わからないじゃないですか(笑)。サングラスって基本的に日差しから目を守るためであって、「何考えてんの?」って自分でも思うことがあるんですけど。最近コロナもあって、「目からも感染するから(※諸説あり)」ってサングラスかけ始めて、「楽しいかも!」って思い始めたので。
-もし、NYLONに登場した際はどんなファッションやシューティングをしてみたいですか?
コラボとかしてみたいですね。ほかのファッションアイコンとして活動している方と一緒にとか。例えばBLACKPINKとか! BLACKPINKも表紙をやっていたじゃないですか。そういうのもやってみたなーと思います。あとは、NYLON JAPANなので東京っぽい、東京だからこそみたいなことも発信できればいいなと思ったりとか想像が膨らみますね。
-では、kemioさんのビューティについてお聞きします。何かビューティ面で気をつけていることはありますか?
気をつけていることはなくて、だから荒れてるんですけど(笑)。いろいろなものを試すようにしています。あと、今年からは日焼け止めを塗るようにしています。
-今までは使っていなかったんですか?
今まではしていなかったんですけど、顔周りのシミに気づいて「ヤバイ、かわいいまま棺桶入れない」って思って。
-ヘアスタイルもよくチェンジしていますよね。ヘアを変えるタイミングはどういう時ですか?
元々が飽き性なのでそれもあると思います。気分転換ではないですけど。あとは、自分の好きなアーティストや映画から勝手に影響を受けて変えちゃうとかですかね。
-今(※取材時)のオレンジヘアは何かから影響されて染めたものですか?
これはSHINeeのKEYくん。彼が昔オレンジ髪をやっていて「かわいいな」って思ったのと、あとTWICEのサナさんも最近オレンジ髪にしていて、「あ、オレンジってかわいい! ウエンディーズじゃん!」って思って私もオレンジにしてみました。
-ご自身で髪を染めることも多いですか?
この自粛期間中はそうですね。でも今回は美容室でしました。
唯一無二な考え方を持つ彼から溢れるアイデアを探る
-独特な返し方などワードセンスが光るkemioさんですが、ボキャブラリーの多さや頭の回転の速さの秘訣は?
たぶん何にも考えてないんだと思います。わかんないけど(笑)。今まで勉強をサボりすぎて脳内にあまり言葉が蓄積されてない結果なんだと思うんです。よくみなさんに「語彙力がすごい」って言われるんですがそれは全く逆で、たぶん会話をしているうちに「ヤバイ、こういう表現をしたいんだけどその言葉が思い出せない。よし、この言葉とこの言葉を合体させたらニュアンスで伝わるだろう。発車!」みたいな感じで言葉の出荷を急いでるんだと思います。
-譲れないルールやポリシーはありますか?
あまりない方だと思うんですけど、押し付けられることが苦手ですね。「こうしなさい」とか「ああしなさい」って言う人は消します(笑)。だから、自分もそうしないように気をつけてます。シェアハピはしますけど、価値観の押し付けはしないっていうのは絶対的に決めてますね。
-シェアハピしたいものとは?
自分が目で見て感じたものとか、楽しいなと思ったことを一人で満足するのは嫌だから「みんなどうですか? 楽しくないですか?」っていう感じだと思います。
-たしかに動画を観ていると、常にシェアハピの精神で発信しているんだなと感じます。
そうですね。友達に話しかけるような感じなんだと思います。ただ自分の話だけがしたい気持ち悪いやつみたいな感じ。
-kemioさんが影響を受けたものは?
友達にはすごくすごく影響を受けます。僕の周りの友達が頑張っているのを見ると自分も頑張ろうって思うし、あとは幼少期からレディ・ガガにすごく影響は受けました。
-レディ·ガガの楽曲の中で、No.1の曲は?
選べないです……。選ばなきゃダメですか(笑)? でも、すごい昔の方の曲で『Hair』っていう曲はすごく好きですね。
-どういうところが?
髪の毛を自分のアイデンティティが出せないっていう歌詞にうまい感じに結びつけていて。学生時代にすごく聴いていたんですけど、自分がやりたいことをやっていても周りから言われてしまうっていうのが歌詞に共感できて好きでした。
-今好きなカルチャーはなんですか?
今は本当に韓国の女の子たちに「踏み潰してください」って思っているので、そのカルチャーにはすごく惹かれています。特に美容は勉強になります。
-よくギャルカルチャーを取り込んでいるイメージもあります。ギャルカルチャーが好きな理由は?
スピリット的な部分にはすごく共感します。ギャルのみなさんって軸がしっかりしているのを小さい時にテレビで観たのを覚えているので、それはたぶん影響されていると思いますね。あとはヴォーギングっていうカルチャーがあるんですけど、最近それにも興味があってよく映像を観てます。
-何がきっかけ興味を持ったんですか?
『POSE』っていうドラマがあるんですけど、1975年くらいのNYのヴォーグカルチャーを映している部分とかもあって、それとかを観て影響を受けました。
-ほかに興味があるものは?
『ターザン 2』が観たい……いや、違います(笑)。今一番興味があるのは運動ですね。体を改造したいっていうのでたぶんターザンが出たんだと思います。ごめんなさい、説明の前に例えが出ちゃった(笑)。ターザンって感じになりたいですね、今は。
-なぜターザンになりたいと思ったんですか?
今年で25歳になるんですけど、学生の時みたいにご飯を食べないで全然痩せなくなってきたんです。だから運動で健康的に。痩せるんじゃなくて、体を蹴飛ばされても倒されないくらいにはなりたいな~と思ってすごく興味があります。
-早速始めた運動はありますか?
ずっとトレーナーさんにお願いしていて、1対1でやっていたんですけど、コロナの影響でできなくて。でも、最近ソーシャルディスタンスを保ちつつ外でスタートしました。もう夏には手遅れですが。
-急ピッチで仕上げられるといいですね(笑)。
そうですね。コロナ太りというのがどうでるか……。
-今までVineをはじめ、TwitterやInstagramなどいろんなSNSを駆使していますよね。次流行るSNSはなんだと思いますか?
アメリカでは今TikTokの勢いがすごいんです。自粛期間中でもTikTokが大人気で、アメリカで今流行ってるといえばこれですね。でも、これから流行るっていてもInstagramが全部食べるんじゃないかなと思っています。Instagramは最新のダイソンだなって勝手に思ってます。自分自身も「どのアプリどのくらい滞在時間した」って確認してもInstagramが圧倒的に多いです。ここからInstagramがいろんなことをやってデカくなっていくんだと思います。
-kemioさん自身、1年後、5年後、10年後はどうなっていると思いますか?
とりあえず健康で生きてくれればラッキーと思っていて。『パラサイト』を観たら「計画は立てたら潰れる」ってお父さんが言っていたので、立てないようにしています。でも、わからなくないですか!? 去年はコロナのせいで2020年ガン潰れするって誰も想像してなかったじゃないですか。だから、次何がくるかわからないので、生きててくれたらうれしくて、結婚とか恋人とかがいてくれてたらもっとうれしくて。城とか買っててくれてたら最高にハッピーって感じですね。
-やっぱりお城が夢なんですね。
夢はそうですね……お城ですね(笑)。観光地にしたいです。姫路城的なノリで。
kemio/ケミオ SNSを駆使し、グローバルを股にかけ活躍するカリスマ動画クリエイター。モデルに負けず劣らずのスタイルと、ユーモアのあるトークで、主にYouTubeを中心として活動し、若者から絶大な支持をされている。Instagram:@mmkemio Twitter:@mmkemio YouTube:youtube.com/channel/UCdqmGeaJIczU3-ZTdBv7JaQ |
DESIGN: MARIKO TANAKA