過去にNYLON.JP人気企画『365 ANNIVERSARY』などにも出演し、ファッショナブルな姿を披露した杉野遥亮。容姿端麗でありながら、話せばわかる素朴な人柄やTwitterでのありのままのスタイルがとても魅力的。そんなnext it俳優として注目を集める彼に、スペシャルインタビュー! 写真集の裏話から、女の子のことまで語ってもらうことに。NYLON JAPAN5月号の特集と一緒にチェックして♡
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「シティボーイになりかけてたけど、
(奄美大島の自然と触れ合い)3日間で変わった」
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ファースト写真集の撮影を振り返り、印象に残ったことや撮影秘話など教えてください。
2日目の昼ご飯の時、魚の唐揚げのようなものが出てきたんです。それが「腹が減ってる俺には、満足できない!」と思うようなもので。普段ジャンキーなものや、すでに出来上がってるものを食べることに慣れていたから、物足りなかったんですね。でも3日目になると、現地のものを美味しく食べられるようになりました。最初は、ご当地のものを食べられることに感謝できてない自分だったんだなと、今振り返ると思います。
初の奄美大島・加計呂麻島はどうでした?
初日は「俺ここで3日間生活するのは無理だな」と思って……シティボーイでした。でも帰るときには、名残惜しくなっちゃいましたね。整備されている場所で暮らすのに慣れてきちゃってたから、田舎暮らしは衝撃でした。今回、僕が自然の中で撮りたいっていう気持ちを汲み取って、撮影していただいたんです。ただ僕の言う自然は、富士山や海であったり、夕日が沈む光景だったり。でも奄美大島の自然は、本当に暑いし、サトウキビ畑しか見えないし、何もない。それにちょっとビビっちゃったんですよね。“あ、そっか。こういうことだ、本当の自然って。「自然が好き」とか、甘いこと言ってたな”って。でもそこで感じたことや、海上タクシーから見た景色や風とかは、今でも鮮明に覚えてます。
3日間で変わりました。それは写真でも、表れてると思います。最初のうちは勝手がわからずで試行錯誤。ただ、今まで自分が見た中でも一二をを争うほどキレイな海を目の前にして、海に入るシチュエーションじゃなかったのに入りたいって思っちゃったんです。この気持ちの揺れというか動きに従って、カメラマンの田尾さんの景色の中に自分がいればいいんだなぁって思ってから、考えずに撮影に臨めました。それからですね、あくびが出るようになったのは。写真集では、浴衣姿も、目も開いてなくてもう仕事じゃないなって顔してるものも、自前の眼鏡での姿もあります。パリッとキメるところは、キメてますよ。
Twitterを見ていると“言葉”が好きなのかなと。写真集で見られる杉野さん執筆の言葉も楽しみです。表現する上で、大切にしていることは?
いや、僕、表現するってことが自分の中で定まってはなくて、定めようともしてなくて。よく「日本語がおかしい」って言われるんです。言葉のチョイスとかもそうだし。でも間違っていてもいいから“この言葉を使いたいな”っていうのがあるんです。自分が見てる世界をこの言葉でなら相手に伝えられるっていうのは、感覚的に思ってて。今回、写真集に言葉を入れる作業は、楽しかったです。どんどん思いが溢れてきました。写真集を手に取ってくれるみなさんの受け取り方は、様々だと思うんです。その時々で、いろんな感じ方をしてもらえるのかな。“一つの映画のような作品”。そんな思いで作りました。
初の握手会やツーショット撮影、現在の心境は?
誰にも言ってなくて、密かに思ってることがあるんですけど。2ショット撮影してくれる方と、絶対にポーズを被らせないっていうのをやろうかなと思ってます、勝手に。「いっせいのせ!」でポーズしてみる。楽しそうじゃないですか? 被った人はおめでとう、みたいな。実際にファンの方と直にコミュニケーション取るのは初めてなので、楽しみです。SNSで交流はありますが、実際の僕を目の前にしてエネルギーを感じていただきたいし、僕もエネルギーもらいたいなぁっていうのがありますね。
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自分の中でリサーチした結果、
女性のツボを徐々に熟知してきました
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女性の仕草は、意外とっていうか普通にボディタッチに弱い。ベタなんですかね?
あと、うなじとか。背筋とかも見ちゃいます。
背筋がピンとしてると、キレイだなぁって思いますね。
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『兄こま』メンバーとは、今でも仲良し。
“繋がってるな”って感じてます
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以前ご登場いただいたNYLON.JPのムービー連載では、バスケやボルタリングのアクティブな姿を披露されましたが、今も身体を動かすことは何かしていますか?
ジムに通っています。なかなか時間が取れなくなってきたんですが、体を動かすことは単純に楽しいですよね。それから『兄こま』で使ってた劇中のチャリを僕もらうことができたので、それでちょっと遠くに行ったりとかはします。色がね、黄緑なんですよ。可愛いですよ、すごく。一人で川沿いを走ったり、ちょっと近くの栄えてる駅に行ったりとかしてます。
it俳優友達とは、どんなことをして遊んでますか?
あんまり友達もいないんですけど(笑)。『兄こま』のメンバーとは、DVDも発売されたので誰かの家で一緒に観て「あの時、あぁだったな」って懐古することとかはあります。それは結構、楽しい時間。片寄(涼太)くん家とかもよく行きますよ。バーチー(千葉雄大)さんとかとも遊んでます。(超特急)タクヤくんは忙しいみたい。いつも連絡つかないんです。って言ってたって、伝えてください(笑)。最近会ったのは、土屋太鳳ちゃんの舞台を観に行った時。いつになったらちゃんと遊べるんだろう?って思ってます。撮影は一年半以上前ですけど、そこからみんな繋がってるなぁって感じますね。
先輩俳優のなかで、刺激を受ける人は?
やっぱり一番最初に出演した映画『キセキ ―あの日のソビトー』で共演させてもらった松坂(桃李)さんや菅田(将暉)さんは、作品一つ観るたびに思うこととか感じることってたくさんあるし、インタビューの記事とか見ても刺激を受けます。すごくわかりやすく自分の前にずっと走ってくれてる人がいて、その人に少しでも追い付きたいっていう気持ちでやってます。特別意識しているわけではないけど、常に刺激は受けてる存在。そんなに会うことはないけど、会っても仕事の話とかはしないです。恋愛相談とか、普通の男の子の会話をしてます(笑)。
最後にナイロニスタへメッセージをお願いいたします。
『NYLON JAPAN』の読者って、すごいアンテナを張っててトレンドに敏感で、表現することが好きな人たちなのかなって、雑誌を見ていて感じるんです。そういう方たちにも、この写真集は見てもらいたい。形は定まってないけれど、これは僕なりの表現。何かここから汲み取ってもらいたいっていうメッセージ性は、何かしらあるので。ナイロニスタに「あ、この写真集普通じゃないな。」って思ってもらえたら僕はすごく嬉しいし、一つ達成感が生まれると思う。ぜひ手に取っていただきたいです。
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杉野 遥亮
@suginoofficial
2015年『FINE BOYS』専属モデルオーディションでグランプリ獲得。その後、映画『キセキ -あの日のソビト-』『兄に愛されすぎて困ってます』『覆面系ノイズ』やドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』『花にけだもの』など話題作に次々と出演し、一躍時の人となる。
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バイク
ブルゾン¥7,800、中に着たトップス¥5,800(共にvintage/ツナギ ジャパン)、
パンツ¥27,000(FILL THE BILL for AMERICAN RAG CIE/アメリカンラグ シー 新宿フラッグス店)
掃除機
ジャケット¥49,000、パンツ¥39,000(共にdoublet/スタジオ ファブワーク)、Tシャツ¥13,500(le coq sportif/デサントジャパンお客様相談室)、サンダル¥6,500(keen/キーン・ジャパン)
テレビ
シャツ¥7,800(vintage/ツナギ ジャパン)、パンツ¥39,000(doublet/スタジオ ファブワーク)、シューズ¥20,000(Timberland/VF ジャパン)、ソックス スタイリスト私物
黒メッシュルック
フーディ¥34,000(South2 West8/ネペンテス)、その他 スタイリスト私物
INFOMATION
杉野遥亮 ファースト写真集『あくび』 撮影:田尾沙織
仕様:AB版/ 定価:2,300 円+税 発売日:2018年3月30日(金)
杉野遥亮 ファースト写真集 『あくび』
3都市で発売記念イベント開催決定!
◆3月30日(金)東京
◆3月31日(土)大阪/名古屋
SHOP INFORMATION
ツナギ ジャパン 03-6427-0717
スタジオ ファブワーク 03-6438-9575
ティンバーランド/VFジャパン 0120-953-844
ミラリ ジャパン株式会社 03-3514-2950
デサントジャパンお客様相談室 0120-46-0310
キーン・ジャパン 03-6416-4808
ネペンテス 03-3400-7227
アメリカンラグ シー 新宿フラッグス店 03-5366-5425
ネオンサイン 03-6447-0709
クリハラ コーポレーション(カスタマーセンター) 0120-810-041
シック 03-5464-9321
MODEL: YOSUKE SUGINO(TOPCOAT)
PHOTOGRAPHY: KISSHOMARU SHIMAMURA
STYLING: SHOGO ITO
HAIR&MAKEUP: RYO MATSUDA(Y'SC)
DESIGN: AZUSA TSUBOTA, NATSUKI DOZAKI
TEXT: NORIKO HASHIMOTO
EDIT: YURIKA NAGAI