CULTURE
2019.08.24
Rolling Marbles vol.2+ 映画『転がるビー玉』豪華な追加キャストが発表!
追加CASTを一挙ご紹介!
本誌では紹介しきれなかった、作品に寄せてもらったコメントも必見!
瑞穂が想いを寄せている… 啓介 役/笠松将 <Profile> 笠松将 | Show Kasamatsu 1992年愛知県生まれ。近年は映画『デメキン』(山口義高監督)、 『響-HIBIKI-』(月川翔監督)、『さかな』(神徳幸治監督)、『デイ アンドナイト』(藤井道人監督)、『ラ』(高橋朋広監督)、『CAST:』 (林響太朗監督)。テレビ『平成物語~なんでもないけれど、かけ がえのない瞬間~』(CX)、『向かいのバズる家族』(YTV/NTV)。 映画『おいしい家族』(ふくだももこ監督)が9月20日公開。 |
【コメント】
あの時憧れてた場所にいるはずなのに。あの時憧れてたコトをしてるはずなのに。あの時憧れてたヒトになれてたはずなのに。僕はすごく共感します。皆さんにも覗き見てもらえたら嬉しいです。一生懸命やってきます。
愛が意識をしているカリスマモデル テテ 役/大野いと <Profile> 大野いと | Ito Oono 1995年福岡県生まれ。2010年『Seventeen』の専属モデルとし て活動を開始。『高校デビュー』で映画デビューにしてヒロイン を務める。以降『愛と誠』『ツナグ』『天の茶助』『兄に愛されす ぎて困ってます』『TANIZAKI TRIBUTE /悪魔』AbemaTV『1ペー ジの恋』など映画、ドラマ、CMに出演。待機作に映画『東京ワ イン会ピープル』『新卒ポモドーロ』などがある。 |
【コメント】
今回、NYLON15周年の企画映画に出演することが決まり、携わることができて嬉しいです。ビー玉は、転がる時に光の当たる位置次第で、色んな色に輝くことができる物だと思います。悩みながらも未来に可能性を秘め、成長していく女性達が、ビー玉の転がる様に重なり、物語に面白さを感じました。私が演じるのは、主人公の愛にとって憧れのモデル、テテです。カリスマ的存在のモデル役を試行錯誤して演じました。公開を楽しみにしていてください。
瑞穂と共に NYLON編集部で働く 沙矢 役/冨手麻妙 <Profile> 冨手麻妙 | Ami Tomite 1994年3月17日、神奈川県生まれ。2009年に「AKB48 オーディ ション」に合格し芸能界入り。その後女優の道へ進み、数多く の舞台を踏み経験を重ねる。2015年に園子温監督と出会い、『新 宿スワン』『リアル鬼ごっこ』など立て続けに出演し、2017年に は『アンチポルノ』で初主演を務めた。2019年8月には武正晴 総監督『全裸監督』(Netflix)が全世界独占配信に。 |
【コメント】
何色にもキラキラと輝けるビー玉って、夢や目標を持ってひたむきに生きる人間たちをあらわすステキな表現だなと思いました。転がるという言葉は生き続ける進み続けるという前向きな表現で、私はこの作品のタイトルにまず心惹かれました。私自身もお芝居という表現を通してずっとずっと転がり続けています。人それぞれ輝く場所や表現や色は違いますが、この作品を観た皆さんがなにか勇気とか希望を持って、より魅力的な転がるビー玉になれたらいいなと思います。
瑞穂と一夜限りの関係を持つ … 田村 役/大下ヒロト <Profile> 大下ヒロト | Ooshita Hiroto 1998 年 2 月 28 日、岐阜県生まれ。2017 年、オフィス作ワークショッ プオーディションにて合格し、所属。映画『あみこ』(山中瑶子監督) にて本格的に俳優活動をスタート。近作に、ドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』、映画『万歳 ! ここは愛の道』(石井 達也 監督)等。現在『TWO WEEKS』が放送中。待機作に、『アイネク ライネナハトムジーク』(今泉力哉監督/9月20日公開)等がある。 |
【コメント】
脚本を読んだ時、懐かしい匂いがしました。その匂いは、僕が忘れかけてた些細な瞬間を思い出させてくれました。僕が役者を目指し、上京した頃、僕の側にいてくれたのは友達でした。今、あの時の事を考えると、お互いを鼓舞しあった時、足を引っ張りあった時でさえ、全てが今の自分にとって大切な時間だったと思えます。映画の中での自分の役が、物語の一つのキッカケになれるよう、全力を尽くします。
愛と頻繁にオーディションで会う モデル 紘子 役/日南響子 <Profile> 日南響子 | Kyooko Hinami 1994年愛知県生まれ。2006年、雑誌『ニコラ』モデルオーディ ションでグランプリを受賞。2010年、ドラマ『ハンマーセッショ ン!』(TBS)で女優デビュー。映画『七つまでは神のうち』(2011) で初主演、主題歌を担当。他、武正晴監督『銃』、15人の監督 によるオムニバス映画『21世紀の女の子』、今秋配信予定の話 題作Netflix『愛なき森で叫べ』にも出演。 |
【コメント】
撮影に参加したのは1日のみでしたがスタッフさん達がとても楽しそうにしていらっしゃって、笑顔が絶えない素敵な現場でした。また、今回こう言った役を演じた事で、 デビューしたての頃に彼女達と同じく なかなかオーディションに受からず “どうしたら良いのかな”と悩んでいた時期が自分にもあったなと、そんな10代を 振り返る事も出来ました。其々が夢を追いかけたり、悩んだりと 繊細でキラキラと光を集める“ビー玉”の様な 素敵な作品に関わらせていただけた事、 慶福に思います。
恵梨香の高校の同級生 美希 役/田辺桃子 <Profile> 田辺桃子 | Momoko Tanabe 1999年8月21日、神奈川県生まれ。2013年に雑誌『Seventeen』 の「ミスセブンティーン2013」に選ばれて以降、モデル・女優 として活躍中。また、ドラマや映画に活躍の場を広げ、FODオ リジナルドラマ『こんな未来は聞いてない!!』にてドラマ初主演 を務める。その他出演作品として映画『SUNNY 強い気持ち・ 強い愛』『うちの執事が言うことには』等。 |
【コメント】
この作品の話を聞いた時、私と同世代の物語ということもありエモーショナルな空気感が一気に脳内を駆け巡りました。是非是非オーディションを受けたいですとマネージャーさんに伝えたのを覚えています。私が演じた美希は、The 大学エンジョイガールです。笑 そんな美希と恵梨香の「今に至るまでの時の流れ」の違いを“対照的な会話” で表現したかったので、スクリーンで皆様に届いたら嬉しいです。あぁ、こういう子いるなぁ。という感覚と、それにかき消されることなく、人物たちの「この時ならでは」の繊細さに思わず惹き込まれてしまう感覚、この2つを是非体感してください。
恵梨香の音楽に惹き付けられる 裕也 役/神尾楓珠 <Profile> 神尾楓珠 | kamio fuju 1999年1月21日、東京都生まれ。2015年、24時間テレビドラ マスペシャル『母さん、俺は大丈夫』で俳優デビュー。その後、 ドラマ『監獄のお姫さま』『恋のツキ』『こんな未来は聞いてい ない!!』『3年A 組-今から皆さんは、人質です―』、映画『う ちの執事が言うことには』などに出演。公開待機作に『HiGH &LOW THE WORST EPISODE.0』がある。 |
【コメント】
僕が何度かお世話になってるナイロンさんの15周年を記念した作品に出演することができてとても光栄に思ってます。1日だけの出演ですが、唯一掛け合いがある相手が仲の良い今泉佑唯ちゃんだったり、一緒のシーンではないですが、他のキャストもナイロンでご一緒したばかりの吉川愛ちゃんだったり、他の作品で共演した方々もたくさんいて、すごい縁を感じる作品なので、何かを届けられるように頑張ります。
愛の元カレ 菱川 役/中島歩 <Profile> 中島歩 | Ayumu Nakashima 1988年宮城県生まれ。NHK 連続テレビ小説『花子とアン』の 宮本龍一役で注目を集める。2015年『グッド・ストライプス』 で映画初主演。主な出演作は、映画『愛がなんだ』、ドラマ『悪 党 ~加害者追跡調査~』など。待機作に、中国・日本・ドイツ 3 カ国 共 同 制 作、 ロウ・イエ監 督 作 品『 蘭 心大 劇 院( 英 題:SATURDAY FICTION)』(2019年完成予定)。 |
【コメント】
夢見る少女じゃ居られなくなるその瞬間、彼女達はどんな顔をするのでしょうか。それを観る僕らは何を感じるのでしょうか。
啓介の彼女のアオキ アオキ 役/徳永えり <Profile> 徳永えり | Eri Tokunaga 1988年5月9日、大阪府生まれ。2004年に女優デビュー。『フ ラガール』、『春との旅』などの映画に出演。ドラマは連続テレ ビ小説『わろてんか』(NHK総合)など多数。2018年には『恋の ツキ』(TX)で連続ドラマ初主演を果たした他、2019年には主 演映画『疑惑とダンス』『月極オトコトモダチ』が公開となった。 |
NYLON JAPAN編集長 丹羽 役/大西信満 <Profile> 大西信満 | Shima Oonishi 1975年8月22日、神奈川県生まれ。2003年『赤目四十八瀧心 中未遂』で主演デビュー。第58回毎日映画コンクールスポニ チグランプリ他新人賞を受賞。『キャタピラー』『さよなら渓谷』 など数々の主演作が国内外で高い評価を得る。近作は『菊とギ ロチン』『泣き虫しょったんの奇跡』『柴公園』などがある。 |
【コメント】
出演者のみなさんが、とにかくもう、キラキラと眩しくて。 欠けたビー玉を光にかざすと乱反射してキラキラと輝くように、 とても色鮮やかな素敵な作品になっているのではないかと思います。 とても頼りないけど、何だか力強くて。 とても楽しいのに、何だか悲しかったり。 主人公たちの等身大の心模様が“いつかの自分”と重なり、懐かしい人に会いたくなりました。
恵梨香のライブを毎日観に来る サラリーマン 役/山中崇 <Profile> 山中崇 | Takashi Yamanaka 1978年3月18日生まれ。学生時代に演劇を始め、以降、映画、ドラマ、CMなど幅広く活動。舞台では野田秀樹、飴屋法水、松本雄吉ら気鋭演出家の作品に多々出演している。 主な映画出演作は『松ヶ根乱射事件』『ぐるりのこと』『海炭市叙景』『ふがいない僕は空を見た』『家路』『アウトレイジビヨンド』『恋人たち』『映画 深夜食堂』『あゝ、荒野』『菊とギロチン』『猫とじいちゃん』等。 |
【コメント】
撮影現場は宮下公園近くの歩道橋でした。向こうでは大規模な再開発工事が行われている。あそこが以前、何だったのかは思い出せない。過去はひょっとすると夢だったのかもしれないと思ってしまうほどに街の変化は早くて、とても追いつけない。歩道橋から見えた夕日を眺めながら、変わらない美しさもあるのだと、どこか安心しようとしている自分がいました。仁科あい | 中尾有伽 |
手島実優 | 安倍 乙 |
濱 正悟 | 河合優実 |
浦山佳樹 | 比佐 仁 |
髙橋雄祐 | 青木将彦 |
川端康太 | 内堀太郎 |
松川遥菜 | 佐々木穂高 |
『転がるビー玉』
再開発が進む、渋谷。
その片隅にある古い家の床は少し傾いている。ここで共同生活する愛、瑞穂、恵梨香の三人は夢を追い求めながら、悩み、もがき、飲んで、愚痴って、笑っては、泣いた。
彼女たちが手にいれたのは、〈宝石〉なんて眩しいものではなくて、どこかで紛れ込んだ一つの欠けた〈ビー玉〉だった。
そんなある日、部屋の立ち退き勧告の通達が来る。街の再開発で家の取壊しが決定したのだ。
これは、いずれ出て行かなくてはならないその部屋で三人が過ごした、ささやかな日常の物語。
絶え間なく変化するこの街で埋もれてしまいがちな幸せは確かにそこにあった……。